かにはどうやったらおいしく食べられるでしょうね。
一度焼きがにを召し上がってください。
今まで食べたことがなくても、挑戦してみる価値はあります。
冷凍品の場合、解凍にはコツがあります。
乾燥を避けるため、新聞紙やキッチンペーパーで丸ごとくるみ、冷蔵庫に入れるのがベストです。
4時間以上冷蔵庫に入れておいてください。
半分解凍できたところで、殻のまま網で焼くと、うま味が殻に残った状態で、おいしく食べられます。
うま味を含んだ水分が残るよう、焼きすぎないでください。
便利な蟹通販ですが、難点もあります。
それは、店頭と違い、じかに商品を見て比べることができないことが真っ先に挙げられます。
蟹を買う際には身入りなどが気になりますが、実店舗ならそれを確認できますし、進んで試食をさせてくれるお店もけっこうありますよね。
蟹の茹で方、塩加減などでも味が変わってくるため、自分や家族にとって一番美味しいお店を見つけ出す醍醐味もあります。
手軽でお得な蟹通販のメリットは誰もが認めるところですが、一方、実店舗では当たり前にできることが出来なかったりもするのです。
蟹をさばくのは難しいものです。
活蟹のさばき方を簡単にご説明します。
蟹は腹の側からさばくので、まずは腹が上になるようにまな板に置きます。
「ふんどし」と呼ばれる、お腹の三角形の部分を引き剥がします。
割と簡単に剥がれます。
次に、包丁を使い、蟹のお腹を真っ二つに割ります。
すると、やや力は要りますが、簡単に脚を胴体から取り外せます。
胴の内側のエラや薄い膜は食べられないので、指で外しておきます。
蟹の醍醐味である蟹みそは、甲羅の内側に入れておくといいです。
これで解体は終了です。
さらに、脚は包丁や調理ばさみを使って関節で切り離し、包丁で表面に切れ目を入れて、身を取り出しやすくしておく。
以上が蟹の捌き方の基本になります。
お歳暮にかにを贈る方もいらっしゃるでしょうが、詰めを甘くしてはいけません。
どういうことかといいますと、店頭には多くのかにが並んでいるでしょうが、お店の人に選んでもらうのを避けることです。
とてもよくある話ですが、プロの見る目は確かだろうと思い込んでしまうと、鮮度が今ひとつのかにや、一見わからない傷のあるかにを贈ってしまったら大変です。
生鮮食品を贈るわけですから、実績のあるところから買うことを勧めます。
かにを茹でるときも、ちょっとしたコツがあります。
ゆで汁に塩を入れると、身が締まり、下味がつきます。
塩の入れすぎは逆効果です。
塩味がついたな、とわかれば大丈夫です。
丸ごと茹でられないくらい立派なかにだったら鍋に入る大きさに分けて熱が全体に回るようにしましょう。
お湯や鍋が汚れない程度に、全体をきれいにしておくとみんなが気持ちよく食べられます。