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退廃的な雰囲気はいかが

話題:最近読んだ漫画

2012年 8月15日に購入した「綺譚倶楽部【帰之章】」その弐の感想です


回は朝日新聞出版刊の『ネムキ』2011年 7月号〜2012年 5月号掲載分まで




目次

第七話 神在月

第八話 ななつの子

第九話 太公望

第拾話 ゆびきり

第壱拾壱話 滲み

第壱拾弐話 飴買い〈前編〉

第壱拾弐話 飴買い〈後編〉





作のシリーズの紹介


いわゆるキャッチコピーは――


デカダンの香り漂う大正末期――帝都・東京。


金大中小介の前に現れた、
久我雅夢を“坊ちゃん"と呼ぶ不気味な老人。

血と憎悪がつなぐ母と子――。

謎の老人の正体と、その目的は――!?




しぶりに、内容をさらっと紹介してみると、


■第七話 神在月

旧暦の10月の異称が《神無月-かんなつき-》ですが、出雲では《神在月》というそうです。

日本中の神様が10月に出雲に出張なさるそうで、神様方が溢れかえってしまうでしょうね(*^.^*)


前巻の【おばあさんと百黒さん】と芸妓の花蝶が絡むお話


百黒さん、大活躍!!

――だったけど、ただ甘い物大好きな年寄りわんこじゃなかった訳で……、


おばあさんと百黒さんの正体って、普通に気になります。
正体が分かる時は、果して来るのかな〜?

小介の行き着けの古書店は、昔の神保町の古書店街の雰囲気がイイ感じです。


■第八話 ななつの子

前巻で亡くなってしまった〈情報屋〉の源さんの息子【うーさん】
陸軍の軍服を着ているけど、軍人ではなく亡八者のような。
彼の関わっている娼婦たちが、ある荒れ果てた洋館で消えてしまうという怪事件――


※〈亡八者-ぼうはちもの-〉=吉原の従業員・用心棒


■第九話 太公望

前話の荒れ果てた洋館、久我雅夢の自宅に現れた妖しげ〜な老人


彼は雅夢の母、真璃子様の顧問弁護士だと言う…


■第拾話 ゆびきり
前話のつづき

久我雅夢と母、真璃子の確執になるのかな?
やはり、面妖な老弁護士が絡んで来たり


■第壱拾壱話 滲み
小介の行き着けの古書店の近くのお宅

白壁に浮かび出る手形に踊らされる小介のお話。


■第壱拾弐話 飴買い〈前編〉〈後編〉

雅夢 VS 老弁護士&真璃子様

―で傷付いた雅夢は療養中(?)なので、不在ちゅうか行方不明
当時珍しい女性経営者に取材に行く、小介。


大正・昭和初期には、滅多にいない女性の起業経営者。

小介の勤める新聞社「綺譚倶楽部」の出資者と密接な付き合いがあるという〈四峰紫雲-よつみねしうん-〉


名前は優雅でも、外見・中身は軍部と癒着した小さなフィクサーな感じ…

怖そうなおばちゃんです。

その四国地方出身のおばちゃん経営者の信仰する、特別な“神様"


《狗神》というと日本映画、坂東真砂子原作の 『狗神』とCLAMP原作のOVA『東京BABYLON』を思い出します(~_~;)



「狗神 特別版」
[DVD]

-定価 ¥4,935-
発売 2001.07.13




「東京BABYLON」
[DVD]

-定価 ¥3,990-
発売 2000.06.21





ずれにしても、〈普通の人間〉が人間では無いものにすがり・使役するなんて、無茶なお話です。

それをしないと叶わない“願い"というのなら、人の身としては過ぎ足る望みなのでしょうに…



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