話題:最近買った本
昨日 久しぶりに新宿のカレー屋さんに行った帰り
紀伊國屋書店で、「十二国記」のシリーズを購入しました。
先日 ブログでも書いた『魔性の子』『月の影 影の海』上・下巻
「十二国記」シリーズは全部持っていますが、ここにきて、再購入&再読。
懐かしいと同時に、原作の感動を再確認中です
常々思っていることですが、
しっかりした原作がある場合は、改変・改悪はしないで欲しいというのが原作を読んできた人間の正直な感想だと思います。
これは、小説・漫画の実写ドラマ化&アニメ化に伴って言えることではないでしょうか?
ただ、原作を知らずに初めて見る人間にとっての導入部としての改変は、希に成功することもあるので難しいところですが…
そういう観点から言えば、アニメの「十二国記」は私には成功した例とは思えないのです。
オープニング、エンディングの音楽や画像の素晴らしさからすると残念極まりない出来なのですが
「十二国記」シリーズの復活に浮かれていた時に、同じ新潮社文庫の8月新刊の中に
塩野七生氏の「ルネサンスの女たち」が入っているのに気がつきました。
『ルネサンスの女たち 』
(新潮文庫)
-定価 ¥662-
発売 2012.07.28
これ、まだ文庫化していなかったのですね、知らなかった…
昔々 『チェーザレ・ボルジア-あるいは優雅なる冷酷』を手に取って以来
一気に中世イタリアにのめり込んだ時期がありました。
フランスにのめり込んだ原因が『ベルサイユのばら』なら、
イタリアにのめり込んだ原因は『チェーザレ・ボルジア〜』から手当たり次第に読み耽った
『ルネサンスの女たち』『神の代理人』等でした。
『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷 』
(新潮文庫)
-定価 ¥578-
発売 1982.09
『神の代理人』
(中公文庫)
-定価 ¥1,121-
発売 1996.03.18
私は、上記の本の後に『メディチ家の人びと』と読み進み、カトリーヌ・ド・メディチと共にフランスの中世に戻ってきました
ヨーロッパの歴史は地続き故に相互に影響し関連しあっているために、
平行して勉強していく楽しみがあります
『メディチ家の人びと―ルネサンスの栄光と頽廃 』
(講談社学術文庫)
-定価 ¥1,470-
発売 2002.07
更にカトリーヌ・ド・メディチから、
元嫁のメアリー・スチュワート(スコットランド)とエリザベス1世(英国)の関係、
娘のマルグリット・ド・ヴァロワとアンリ4世でフランスの宗教問題
今月から始まる、萩尾望都氏の『王妃マルゴ』と繋がって行くのも、歴史の面白さだと思いまです。