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夏はエコロジーな雰囲気で

話題:最近買った漫画


「綺譚倶楽部」
かつて朝日ソノラマから出版されていた『ハロウィン』に連載していた漫画が復活しました。
『ハロウィン』の誌名は残念ながら残っていませんが、『ネムキ』(眠れぬ夜の奇妙な話)はその増刊号として出版されました。


『ハロウィン』は、かつて朝日ソノラマが発行していた日本の少女向けホラー漫画雑誌。月刊。創刊号は1986年1月号。1995年に休刊。

概要

創刊号は1986年1月号。「ホラー・オカルト少女マンガ誌」として創刊。月刊。『ネムキ・眠れぬ夜の奇妙な話』『ほんとにあった怖い話』などの増刊誌が発行された。1995年12月号を最後に休刊。

主な掲載作品

華麗なる恐怖シリーズ(まつざきあけみ)
金銀花(岸裕子)
金目童子(高橋葉介)
幻樹をさがせ!!(原作:竹河聖 作画:川村真弓美)
眩惑の摩天楼(篠原烏童)
惨劇館(御茶漬海苔)
純白の血(篠原烏童)
新説百物語(つのだじろう)
スペシャル・メニュー(まつざきあけみ)
千年の孤独(三原千恵利)
タロットウォーズ(氷室奈美)
富江(伊藤潤二)
変幻退魔夜行 カルラ舞う!(永久保貴一)
水喪祭(成毛厚子)
迷宮城(まつざきあけみ)
メビウス(杉山祐子)
綺譚倶楽部(JET)

(Wikipediaより)


「倫敦魔魍街」


時代は世紀末のロンドン
シャーロック・ホームズに憧れて、自らホームズを名乗る狼男のホームズと
彼の相棒、吸血鬼のワトソン。
ハドソン夫人は幽霊。
他にも個性的な面々が多数描かれていました。

本物のホームズとワトソンよりも、ワトソンの方が沈着冷静でホームズの方がボケボケだったような…?

私は個人的に、こちらの方が好きです。
コナン・ドイルの本家シャーロックホームズは、友人であり協力者でもあるワトソン博士を凄くバカにしているような気がして、嫌だったのです。
モーリス・ルブランの「アルセーヌ・ルパン」の方が好きなのは、小学校時代の学習雑誌の付録の所為でしょう

話がズレてしまいましたが、
連載されていた雑誌とJET氏ご本人の作風で実におどろおどろしく、陰惨な描写等もあって、コミックスが出る度にワクワクして読んだものです。



「悪魔の寵児」
金田一シリーズ


角川書店刊のミステリーDXなどの雑誌連載されていたもので、原作を忠実に漫画化しています。

主人公の金田一耕介は、石坂浩二氏より古谷一行氏の雰囲気に近い。
映画では市川崑監督の、TVでは古谷一行氏主演のシリーズがイメージとして、混ざってしまうことがあるくらいです。

横溝正史氏の未亡人は、映像では古谷一行氏のイメージが近いと言われたそうです。
私も同意見です。
石坂浩二氏の金田一は、美形過ぎるのですよ(笑)


「綺譚倶楽部 その壱」


最後に今回 ご紹介の「綺譚倶楽部」は、先に述べた『ハロウィン』連載だった物が昨年2010年に再連載開始した物です。

デカダンの薫り漂う大正時代の東京が舞台――

新聞「綺譚倶楽部」の記者 金大中小介とカメラマン 久我雅夢が遭遇する、
怪事件の数々。



昔も(もちろん、今回も)
猟奇的な描写が多く、最近 その手の作品が減っている中 貴重な漫画です。


記者の金大中小介は人間ですが、カメラマンの久我政夢の正体は依然として不明です。
前作で行方不明になっていたのに、いきなりの再生復活……
首だけで再生したこともあったけど、今回は――

女流人形師の屋敷の屋根裏に放置された、トランクからの帰還

金大中が
「なにがどうして
なんでここに
いやなんでもどって
いったいどういう…」

目一杯 動揺しているのに、

「まだ足ができてない
手貸せ」
何て久我に言われた日には、金大中じゃなくてもトランクに押し込みたくなるでしょうね

金大中に「お前――何なの?」と聞かれても、
本人さえ「知らん」らしいし…
しかも、死にたがっているし、で相変わらず読者を煙に巻いてくれます。



そして、最初はビビっていた金大中小介も、話数が進むうちに受け入れて一緒に取材に出かけるように

懐が広いのか、馴れているのか、諦めているのか


「綺譚倶楽部」【帰之章】その壱
とあるから、巻数続く訳で、その辺りが嬉しいし凄く楽しみです


それにしても――
金大中小介の容貌は、まんま金田一耕介のオマージュだし、
久我雅夢は(倫敦魔魍街の)ヒネたワトソンだし…でファンとしては嬉しい作品です



今回の内容は

第壱話 ワタシノカワイイオトモダチ

第弐話 咲クヤ蠱ノハナ

第参話 ま々ならぬもの

第四話 おすそわけ

第伍話 物影の隣人

第六話 お世話になりまして



以上 「ネムキ」2010年 5月号〜2011年 3月号に掲載された物です。



最近 暑くて長文を書く気にならなかったので、
ちょっと頑張ってみました。
蒸し暑く、寝苦しい深夜に怪奇物やミステリーを読みたくなった時には、お勧めの漫画です

JET氏の作品は、ハーレクイン物ばかりではないのですよ〜と、叫びたいです


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