今日(日曜日)は、東京の方へ後輩君の舞台観劇へ行って来ましたー。
ふぅ。帰宅して色々頭を整理してたら、日付変わっちゃったよ。仕方ないね。
でもまあ、感想書いたりしようと思います。
それはそれとして、東京で何かしたかって言うと、何もしてないのよなぁ。
ホントに「舞台を見に行くぜ!!」って意気込んで行っただけで、他に目的を持っていかなかったというか。
せめて、星チームの方の公演も見に行けばよかったなぁって思ったのは、月チームの公演を見終わった後だったんですけどね。
あと、池袋にも、ペルソナ5の聖地が存在するんですよね。
そのことに気付いたのも、劇場へ向かう道すがらでしたし。
その頃には、もう会場寸前って時間だったもんで。以前は国会議事堂前とか行きましたねえ。
ペルソナ5もアニメ化するし、音ゲーの方も出るし、楽しみです。
それにしても、音ゲーの方のペルソナ5は、一体何時頃の時間軸なのだろう…。明智はきちんと出るのだろうか…。そして、(所謂)FES版が出る前に音ゲーになってしまうぺごよ…。
っていうか、ペルソナQも2が出るんですよね。
そちらについての情報はまだ発表されないのでしょうか…。
はてさて。
三月も終盤に入りますね。
暑かったり寒かったり雨が降ったりが続きます。
体調を壊さないように気をつけなければですね。
あー、(カラオケで)喉が痛い。
今日見に行ったのは、いつもの『888企画』の、『銀河のおとぎ話』という劇でした。
原作?原案?は、脚本家(例の後輩くん)が大学のサークルに入っていた頃に発表したお話でして。
その頃から、こう、温かい雰囲気を気に入ってるお話でありまして。
こうして、新しい表現で「見る」ことができて、懐かしさもありつつ、とても嬉しく思いました。
今回は、今までの劇とは違う、「リーディングライブ」という形式の劇でした。
乱暴に言えば「読み聞かせ劇」とも言えましょうか。
一つの物語を、役者さんがそれぞれの役を演じながら、観客に朗読するという舞台でした。
なので、通常の舞台とは違って役者が舞台上を動き回らず、また、舞台上に存在するセット・演出も最低限というかほぼ皆無に等しく。
なんと言いましょうか、「とても静かな舞台」がありました。
とはいえ、さすがは役者さんたちです。
彼らが演じる物語の人々は、きちんとそこに存在することがわかるかのように、感情豊かで、個性に溢れていました。
特に、図書館の館長を演じた彼なんて、本当に色々な人物の役を演じ分けていたので、素直に感動でした。館長が主人公に話しかける時の声と従者に居丈高に命令する時の声との迫力の違いとか。
当たり前ですけど、そんな館長とは全然掠りもしない別の人をの役を演じる時は、館長とは全然別の人物の声と喋り方なわけですよ。
役者の工夫としては当たり前かもしれませんけど、それでも感服したのですよ。うん。
また、こういうタイプの表現で一番大変であろうと思うのは、ナレーション担当の人だと思うんですよね。
一番最初の人が出て来たとき、この人がずっと出ずっぱなのかと心配になりましたが、そこは何人かが何回かにかけて交代をすることで、カバーしておりました。
今回の劇で、一番読む文字数が多かったのは、やはりナレーションですからね。
普通の舞台なら演者の動き、演者の衣装、セットの構成で表現されるような「目に見えるもの」が、今回は存在しないわけですから。
で、そういう演出になった結果、色んな人が行う「ナレーション」の違いっていうのも楽しめました。
演者によって役が違うのなんて当たり前じゃないですか。
同じように、ナレーションも千差万別なのだなぁ、と。
舞台の終了後に、主宰(例の後輩くん)と話す機会があったため、その場でも色々と話しましたけども。
言われて見れば確かに、彼の言う通り「声優がマイクの前で行う演技」の舞台だったわけです。
つまり、どれだけ動こうと、彼らが演技で「見せる」ことができる手段は「声」だけだったわけです。
なので、演者の多少の動作よりも、彼らが出してる「声」の方に、イメージが引っ張られていくわけですよね。
私なんかは、現在誰が喋っているのかを目で追ったりはしていましたが、やはり、そんな彼らを通して、彼らが演じている「キャラクター」を思い描いたりしていたわけです。
つまり、それだけの表現力を持っているプロフェッショナルは凄いなぁ、と、改めて感心する次第なのでした。
あと、細かい話もちょっとしたんですけどね。
舞台って、立ち位置を指定するための目印(所謂バミリ)ってのがあって、今回の舞台にもそれがちゃんとあったんですよね。
それが、蓄光タイプの蛍光テープっぽくて、舞台が真っ暗になると、ぼんやりと光って白く浮かび上がるわけですよ。
普通にそのまんまだと、なんというか無骨というか味気ないというか、まあ、無粋なわけですよ。
それを、「銀河」という舞台設定に合わせて、まるで星空のように散りばめられた蛍光塗料の星々に紛れ込ませた「セット」は、大変感心してしまいました。
それと、舞台が濃紺だったのが本当素敵だった。
真っ白な照明を当てるとしっかりとした濃紺なんですけど、ちょっと暖色系の照明を当てると、それはそれは深い夜空の色になったりするわけですよ。
そんな舞台に合わせた、演者さんたちの色彩が統一された格好も、とてもギャラクシーでした。
例えば、「こどものために創られた」、おとぎ話のような世界観を、(おそらく)丁寧に作り上げたことでしょう。
なんというか、今回の舞台は、そんなことにも感動をしてしまうような舞台でした。ホントホント。
創作にも言えることだけど、舞台ってのは丁寧に作りこまなきゃダメだな。うん。
当たり前のようにそこにある存在でも、綿密な計算の上に成り立っている場合だってあるわけだ。
あるものをあるがままに受け入れる素直さも美徳だけど、どうしてそうであるのかという疑念と好奇心を持つことも大事なんだな。
そして、そういうものを持つことで、設定には骨組みができるし、裏地ができるし、立体的なものになるわけだ。
そして逆に、人をその世界に集中させるってことは、そういったものを気にさせない自然さを生み出すことなのかもしれないな。などと思いつつ。
いやー、ほんと、合計六日間、全十四公演。
そして、今日の千秋楽。
本当に、お疲れ様でした。
十月の完全新作ホント楽しみにしてるからな!首を洗って待ってろよ!(ほぼ私信)