話題:最近買った漫画

本編も購入していないのに、『パリ編』ですと!Σ(゚д゚lll)



『Petshop of Horrors パサージュ編 1 』

(夢幻燈)
-定価 ¥650-発売 2013.08.23
秋乃茉莉
ハーレクイン





「新 Petshop of Horrors」(朝日新聞出版 全 12巻)は現在の東京 歌舞伎町が舞台ですが、こちらは110年前のパリが舞台です。

主人公は 東京でお店を経営していたD伯爵のお祖父様(一応)

今回 そのお祖父様のD伯爵にお付き合い(狂言回し役?)するのは、ヴィクトル男爵 ヴィクトル・ド・リジュリエンヌ

世紀末のパリの有閑貴族
貿易商を営む金持ちで独身、珍しい動物大好き
お屋敷は徐々に動物園化

【目次】
- 第1幕 - 〜 廃位〜
( 2013年 3月号 夢幻燈 vol.1)

「遠くヨーロッパにおいても、麒麟は王を選ぶのか!?」
新刊が発売された年に麒麟絡みのお話でデビューとは、おめでたいことだと思います(*^_^*)

- 第2幕 - 〜 デビュー〜
( 2013年 6月号 夢幻燈 vol.2)
1900年のパリ万博に向けてのオデオン座のオペレッタのお話

このお話で漫画の時代設定がハッキリしてきます。
1899年のパリ、1900年が第5回目のパリ万博でした。

日本からは川上音二郎や貞奴の公演や浮世絵で、ジャポニズムがブームになりました。

イギリスには、在位 62年のヴィクトリア女王(1900年)
その晩年は未解決事件でイースト・エンドは大騒ぎ。
悪名高き『ジャック・ザ・リッパー』事件です。

物語の本筋と同様に、色々な伝説上の動物が盛り沢山。
描き上げる方は、大変だったろうなぁと思う回です。


今回の動物は
*「不思議の国のアリス」にも
出てくる、ドードー
『愚 鳩』と書くのですね。

*『獅子狗』シーズー
可愛い愛玩犬のシーズーは、門外不出の中国皇室の由緒正しいワンコ

*『火龍』サラマンダー
フランス国王 フランソワ1世の紋章。
RPGにも雑魚モンスとしてよく出てくる、火を吹くドラゴン

*セイレン フランス語ではシレーヌ
元はギリシャ神話の妖怪
仏教の迦陵頻伽(かりょうびんが)は、インド産。
美しい声の極楽浄土の鳥


それから、D伯爵は相変わらずのスィーツ好きでしたよ!


フランスはお菓子の本場だから、さぞかし嬉しいでしょうね。
それにしても、甘い物をいくら食べても太らない体質は、本当に羨ましい!!