話題:最近買った本
やっと、購入しました
できました
「王と夜啼鳥(ナイチンゲール)
~FLESH & BLOOD外伝~」
-定価 ¥1,470-
発売 2012.11.01
いまさらの読書感想ですが、昨日 購入して一気読みしてしまいました
あぁ、勿体ない(´・ω・`)
表紙・挿絵の彩氏、さすがです
本当に衣装・時代的にしっかり調べていらっしゃる!!!
ただ、私はこの時代の衣装は苦手です
イタリアもフランスもイギリスも、そしてスペインも男性はブルマです
男らしさの主張をコッドピースでしたり
もう少し時代の下った洗練されたフランス・ロココ辺りが好みなのです☆彡
衣装のことはともかく、今回の外伝――
「王宮」
「舞踊」
「曙光」は、
スペインに拉致され、エスコリアル宮に暮らす海斗のお話です、
「舞踊」〜「曙光」の流れが読み応えがあって面白かったのですが、結果が知りたかったし、
フェリペ2世の御前で踊ることになったビセンテがどんな顔をしたか――
想像に難くないのですが、松岡なつき氏の文で読みたかったなぁと思います
折りしも「王と〜」の前に読んでいた
「神の代理人」と時代的に被ったり、その後の時代のことだったりと興味が尽きません
フェリペ2世と王妃アナ(アナ・デ・アウストリア)の近親結婚の結果が、曾孫のカルロス2世に現れスペイン・ハプスブルクが滅んだ遠因にもなったというのは今回の小説を読むと複雑な気持ちがします……、
調べると分かることですが、フェリペ2世と王妃アナは実の伯父・姪の関係
遺伝子のことが分からない時代とは言え、法王に赦免状だか許可状をもらってまで結婚することではないだろうと
でもね、当時 宗教で括られている結婚可能なヨーロッパの王族というのは限られているのですよね(´・ω・`)
カトリックはカトリック以外との結婚は不可ですから
フランス、神聖ローマ帝国はカトリック
イギリス、ネーテルランドはプロテスタント
宗教が絡むと国家間・人間関係も複雑に、収拾が着かなくなることが往々にしてあります
拍手御礼