話題:最近買った漫画


先日の追記です









実際に18世紀初頭の架空の国を舞台にした、BL小説を書いていますが、
平行世界の歴史も少なからず絡んできます。



オスマントルコ帝国とフランスはその筆頭である訳で、ネットや本を駆使して調べています。



まあ、調べ漏れもあって、後でジタバタすることもありますが…




今回のコミックスで、ピンとこなかった、《ヒュッレム》


ヒュッレム=ロクセラーナと繋がらなかったのです





――スレイマン大帝は、後宮の女奴隷であったヒュッレム・スルタン(ロクセラーナ)を寵愛し、
極めて異例なことに、彼女を奴隷の身分から解放し正式な皇后として迎えている。


ロクセラーナは本名ではなくニックネームである。

ロクセラニーとは15世紀までの東スラヴ人(現在のウクライナの住民)の呼び方の1つであり、
彼女の名前はそのまま「ルーシ人の女」を意味する。
(Wikipediaより抜粋)


オスマントルコ帝国においては皇后と言う地位は無く、
皇帝の母后も第一夫人等も、身分は女奴隷。


それは、過去に皇帝の妻妃が敵に辱しめを受けた故に、妻の身分を《奴隷》としたといいます。



《奴隷》ならいくら辱しめを受けても、皇帝の威信は堕ちないと考えていたようです。



それはどんなにその女性を気に入ったとしても変わらなかったといいますから、
ヒュッレムの扱いが異例だったと容易に想像がつくというものです。



後宮の女性として、幸せな生涯とは…

皇帝の寵愛を受け、男子をもうけて第一夫人となり、男子を皇太子に立てる。

その皇太子が皇帝となり、その皇帝が在位中に亡くなること。


そんなことを、塩野七生氏の本で読んだことがあります。






こちらではヴェネツィアの女性が、オスマントルコ帝国の後宮で暮らしたお話も入っています。