スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

「十字軍物語 1」塩野七生著




やっと手元に届きました

この本は、2010年9月に刊行されたのですが、

この前の「絵で見る十字軍物語」が第一弾というか入門編でした。





「絵で見る〜」は、

19世紀前半の歴史作家フランソワ・ミショーの文章に

19世紀後半になってギュスターヴ・ドレが挿絵を描いた

「十字軍の歴史」が元になっているそうです



内容は、十字軍以前の聖地巡礼〜十字軍〜レパントの海戦まで

美麗な銅版画が左ページに、

その画の関係地図が右上部分に解説文が右下部分に


分かり易く解説されています。

2011年に刊行される「十字軍物語 2」「十字軍物語 3」

挿絵部分
と言ったら、もっと分かり易いかもしれません

ギュスターヴ・ドレはキリスト教徒のはずなのに、

回教徒の英雄たるサラディン(サラーフ・アッディーン)が格好良く描かれて、

十字軍側の英雄たるリチャード1世が鉄仮面で容貌が見えない



そこが、とっても気に入ってしまったのも確かです

塩野七生さんは、フランソワ・ミショーが啓蒙思想とフランス革命を

経て宗教や民族に対する既成概念に捕われる度合いが少ないためと

分析されているけど、リチャード1世がイギリス人だから
という

意識もあるのかもしれないと思います。

リチャード1世が格好良いよりも、

サラディンの方がいいというフランス人の感覚
もあるかもしれないと……

いずれにしても、フランス人とイギリス人の

複雑な感情が見えるような気もします



「神がそれを望んでおられる!」(DEUS lo vult)

この一言で遠くイェルサレムまで遠征した

キリスト教徒って凄いと思います
Σ(´∀`;)



でも、最近 「神がそれを望んでおられる!」というと、

発売日未定のアクションゲームでpixivでも話題になっている

「El Shaddai - エルシャダイ -」を思い浮かべてしまったりします(^^;)










←prev next→
カレンダー
<< 2010年10月 >>
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31