前回はフレンだったので今回はレイヴン。
ヒロインミシェルは親衛隊トップ。
レイヴン=シュヴァーンってこともご存知。
親衛隊トップっと隊長首席ってどっちが偉いんだろ…隊長首席か。
アレ様のことを愛しすぎているのでレイヴンクロームエステルにちょっと嫉妬してる。
特にシュヴァーンはともかくチャラいレイヴンなんか嫌いです。返事も首を縦にふるか横にふるか。
投薬により常時オーバーリミッツ状態のほうで。(前回参照
ザウデでユーリ達を足止めするも敗れる。
なんとか頂上まで行くけどアレ様の死ぬ瞬間を見てまた気絶。
とりあえず城に戻されるものの暴れられると困るのでベッドに手足を拘束される。歩ける程度の長さだけど部屋には何もない。
「ん…ぅ」
「ミシェル!よかった…起きた…水飲む?なんか食べたいものある?持ってくるわよ?」
「…裏切り者が」
「(´∀`;)」
「外せ」ガシャガシャ
「勝手に外すと怒られちゃうのよね〜。薬が完全に抜けるまでは…」
「なら殺せ」
「ミシェルちゃん…泣いてるの?」
「殺してくれ…アレクセイ様がいないのに生きている意味なんてない」
「ミシェル…初めてのまともな会話がこれかよ。そんなこと言わないでくれ…」ぎゅ
まぁそんな抱きしめたりするとぶん殴られるけどね、って覚悟の上だけどぶっ飛ばされない。
それほどまでに精神的に衰弱してるんだと哀れむ。
食事も採らないミシェル。
心配だけどレイヴンは星喰み退治に行かねばならないので。
レイヴンたちが星喰み退治に行ってる間に、ミシェルはお世話係に逃がしてほしいと頼む。
お世話係はミシェルのことをとても慕っていて、今ミシェルを解放したら誰に何されるかわからないし体力も落ちてるし危険!ってことを伝えるけど聞かない。
そんな話をしてるうちにアンチミシェル騎士たちが夜這いにくる。
なんとかお世話係には手を出させないようにするけど、逃がしても誰か呼ばれると困るので部屋で拘束される。
暴行を加えられるミシェルから目をそらすけど、声は聞こえるからそれだけで精神的ダメージ。途中気絶。
そこにレイヴンが乗り込んでくる。
騎士たちを一掃。
いつの間にかミシェルも気絶。
レイヴンはお世話係の拘束を解いて、すぐミシェルをお風呂に連れ出す。
起きないので申し訳ないけど体の隅々まで洗ってあげる。
「…?」
「あ、起きた?」
「!!!!」バシャバシャ
「うおっ暴れんなって!!」
「変態!死ね!」
「落ち着いてー!!見てない!あんま見てないから!!」
「……すまん」
「ううん、俺も…。身体暖まったら出ておいで」
「…。」
ちなみにレイヴンは服のまま入ってました。
ミシェルがお風呂上がるけどまだ脱衣所にいるレイヴン。
服絞ったりしてたので。
「「…。」」
さすがに殴られるレイヴン。
脱衣所の外で待ってるレイヴン。
「これ、一応飲んどいて」
「…?」
「その…変な薬じゃないから」
コクリ
避妊薬です。そんなものなさそうだけど。
しかし薬飲むとゲロっちゃう。
今まで薬飲むような病気にかかったことないので、このとき初めて薬飲めないということが判明。
結局妊娠しないけど。
お世話係にも謝罪される。
まぁ別にお世話係に謝罪される必要もないのだけど。
で、1ヶ月くらいで心身とも回復。
ミシェルさん現在ロングです。
「ミシェルちゃん髪長いね」
「悪いのか」
「いやいや。騎士団やっててここまで綺麗に保てるってなかなか出来ないわよ〜?」
「…アレクセイ様が、好きだったから…////」
(ノロケやがった!)
翌日
「あれっ!髪切っちゃったの?!」
コクリ
「もったいない!もったいな〜〜〜い!!」
「うるさい黙れ。貴様の頭切ってやろうか」
「頭はやめて(゜Д゜;)!…今度は俺の為に伸ばしてよ」
「誰がお前なんかの為に…」
「ちぇー」
そして実はダミュロンのことも知ってるといい。
下町生まれでキャナリ隊のことは知ってたので。
「…お前は変わったな」
「そう?」
「昔はもっと死んだ目をしてた」
「それ誰かにも言われたなぁ…」
「人魔戦争の前はまともだったな」
「え?」
「お前キャナリ隊にいただろう?」
「えっ…知ってるの?」
「あぁ。…っ何泣いてるんだ!」汗汗
「うあ、ごめん、なんか、びっくりした…」
「こっちのセリフだ」ぷいっ
「抱きしめて慰めてくれないの?」
「殴られたいのか?」
「(´∀`;)つーかミシェルちゃんも慌てんだね。可愛いー」
ばこっ
「い"っ」
それからミシェルは適当に雑用するけど、みんなに怒られる。
ミシェルさんがそんなことしないでください的な。
でもやってる人いないじゃん!ってちょいギレ。
レイヴンがサボりがてらミシェルの雑用手伝ったり。
多少はミシェルも話すようになる。
一緒に星見たりね。たまたまだけど。
そして荷造るミシェル。
「ミシェルちゃん、何してるの…どっか行くの?遠征?」
「…お前、仕事してるのか?」
「してるって!でもミシェルちゃんも心配だし…」
「大きなお世話だ。働かないのにいつまでもここにいるわけにいかないだろう」
「…は?働いてるじゃん」
「騎士団はもういい」
「えっ?聞いてn
「聞いてません!ミシェルさん、まだ騎士団にいてください。ミシェルさんの力が必要なんです!!」
「フレン…本人にやる気がないのだからいてもしょうがないだろ」
「行く宛はあるの?」
「…言えば追ってきそうな勢いだな」
「「…。」」
そんなわけで何も言わずに出て行く。
しかし出立の朝レイヴンが待ち伏せしてる。
「…ほんとに行くの?」
「シュヴァーン…」
「レイヴンなんだけど…」
「誰でもいい」
「はは…」
「いい歳してそんな情けない顔をするなよ」
ぎゅ
「おい」
「一緒にいてよ」
「…」
「お願い」
「女々しいぞ」
「…ミシェル」
「離せ」
「(・ω・`)」
行く先はオルニオン。
細々と暮らしていく。
たしかエステルの師匠か誰かがいた気がするけど。
街の子ども達に剣の稽古つけたりして。
優しいけど怒るときは怒るのでとっても慕われる。
ある日フレンに会っちゃったりしてね。
「ミシェルさん?!」
「…ちっ」
(舌打ち…!)
「…。」シカト
「ミシェルさん、もう騎士団に戻るつもりはないんですか?」
「何年前の話をしている。やっと落ち着いたんだ。好きにさせてくれよ」
「一年も経ってませんよ!」
まぁ戻る気なんてさらさらないんだけど。
でもフレンがレイヴンに知らせて、でも何もないのに行くと怒られるのわかりきってるから、なんとかオルニオンの仕事回してもらってミシェルに会いに行く。
「ミシェル!」
「…!な、おまっ」
「ほんとにいた…!!」むぎゅむぎゅ
「やめっ!離せ!!みんな見てるだろ!」
「あ、ごめん…」
「お前何しに来たんだ…」
「えー?仕事だけどぉー?ミシェルちゃんに会いに来ただけだと思った??」
イラッ
「まぁほんとに仕事なんだけど…ぶっちゃけここにくる口実というか…怒った?」
「…。」
「ミシェル…」ちゅー…
「調子に乗るな」
「ぶへっ」
レイヴンしばらく滞在する。
「帝都よりも星がキレイね〜」
コクリ
「俺もここに移住してこよっかなぁ…」チラッ
コクリ
「えっいいの?」
「?好きにすればいいだろ」←他意はない
「あー…そうね」君ってそういう人だよね…
コクリ
「ミシェルちゃんも変わったわ」
…コクリ
「自覚あるんだ。昔はあの人と話してるときしか笑わなかったもんね。子どもと戯れてるし、びっくりした」
「…」
「俺の前でも笑ってよ」
「…楽しかったら笑う」
「だよね(´∀`;)」
ある冬の日。
「ミーシェールちゃーーん」
ガチャ
「入れてー!寒いーー!!」
「静かにしろ近所迷惑だ」
「わかった」
「…飲むか?ジンジャーティー」
「飲むー!もしかして俺が来ること想定してた(*゜▽゜)?」
「お前の分はなかった」
「うそ!ごめん!やだ!」
「静かにしろ」
「はい(´・ω・`)」
「…私の前で演技しなくていい」
「…これでも素のつもりなんだけどねぇ」
「そうか」
静かになる。
気まずいレイヴン。
そういえばさっきの「私の前で演技しなくていい」ってやつはつまりどういうことよって考える。
無理すんな的な?ミシェルちゃんといるときくらい?気遣ってくれてるの?期待しちゃっていいの?えっ 嘘っ まじで!?
「きょ、今日はほんと冷えるわね〜」
コクリ
ぎゅ
「おい!」
「くっついてればちょっとはマシじゃない?」
「やめろ」
「ミシェル」
「離せ!」
「ミシェルちゃん…」
「お前はいつもそうだ。私をからかうのはもうやめろ。肝心なことは言わないし…ただ遊んでるだけじゃないかって…私は…」
「からかってなんかないって」
「だったら!…もういい。お前はうそつきだからな。お前のことなんか信じない。帰れ」
「はぁ?何が言いたいのか全然わかんないけど…言ってくれなきゃわかんないよ」
「私のセリフだ!!」
「だから何が?俺なんか言ってないことある?」
「自分で考えろ!帰れ!!凍え死ね!!」バタン!!
まじ意味わかんねーと思いながら駐屯地に向かってぶーたれながら寝るけど翌日起きたら風邪。
みんな優しいのでレイヴンには休んでてもらう。
寝ながら、外から話声が聞こえることに気づく。
カップルのいちゃつく声。
壁うすいんだよリア充くたばれイラッ☆
って思うけど、聞いちゃう。
「ねーねー私のこと好き?」
「言わなくてもわかってんだろ」
「女の子は言葉にしてほしいの!」
「…好きだよ」
「うふふ、私も」
イチャイチャ
ハッ!とするレイヴンさん。
そういえば今まで行動(ベタベタしたり)でアピールしてたけど、好きとか口に出したことはなかったな、と。
元気になったらミシェルに会いに行こうと決意。
ってか心臓魔導器なのに風邪ひいたらかなり危険じゃないかな…もう歳だし。性的な意味でも。(ぉぃ
そこにミシェル登場。
レイヴンの部下とかに頼まれて看病しにくる。
思いのほか弱っているレイヴンに尽くす。
おかゆ食べさせてくれたり。
普通に看病してくれる。
「ミシェルちゃん…」
「何だ」
「好き」
「!!」
「ずっと言ってなかったよね…会ったら言おうと思ってたんだけど…ミシェルちゃんから来てくれるとは思わなかったからさ…」
「…もう喋らなくていい」
「ミシェルちゃんがキスしてくれたらすぐ良くなるんだけどな…」
「…」ちゅ
「へへ…ほんとにしてくれた。風邪移っちゃったらごめんね」
「…構わない。早く治せ」
「ありがと」
で、そのまま朝までぐっすり。
風邪も治る。
ミシェルに報告。
よかったなって笑顔で言ってくれるもんだから、思わず抱きしめる。
「お、おい///」
「あとは俺のことレイヴンって呼んでくれたらカンペキなんだけど」
「…気が向いたらな」
「へいへーい」
そしてレイヴンが帰る前夜。
ミシェルの部屋。
ちなみに情事後。
「認めなければよかった…」
「今更そゆこと言うかな…」
ぎゅ…
「…ミシェルちゃんも一緒に来ない?」
ふるふる
「まぁ、また会いにくるよ」
ふるふる
「おい(´∀`;)」
「待ってるのは、辛いから…」
「…わがまま」
「知ってる。もうここには来ないと約束しろ」
「ミシェルちゃんが一緒に来てくれるならぁ、もうオルニオンには来ないって約束してもいいけどぉ」
ぷいっ
「ミシェル。一緒に来い」
「!!」←命令に弱い
「一緒に来るって約束するまで離さないから」
「は?ちょ、やめ!こら!」蹴
「どぅふ!」飛
結局しばらくはレイヴンの通い婚状態になるかと。
妊娠を機にザーフィアスかダングレストに行く。
子ども達には泣きつかれ、レイヴンは鬼扱い。
「オルニオンにいたときが人生最大のモテ期だったな」
「これからだって油断出来ないんだからね!?ミシェルちゃん自覚ないだけでメチャモテ隊長なんだからね!!」
「ふーん」
「ふーんて…」
ここらでおしまいかな…