リチャード続きだったので初心に返って久しぶりにレイヴン。
レイヴンさんは普通の会社員。30才くらい。
5才の子持ち。
しかし身に覚えがない。あるっちゃあるけどちゃんと慎重にしてたので。
ある早朝、ピンポン連打されてブチ切れて出たら2才の子だけ玄関の前に。
手には「あなたの子です。エミリオ」って手紙。
エミリオが子の名前。
すぐに交番に行って引き渡すけど、一週間くらいしても身元がわからないとのことでそのまま施設に預けられることに。
でもレイヴンは同情というか、ほっとけずに引き取っちゃう。
レイヴンも親族がいない。
ヒロインミシェルは若き小説家。20才。
実家暮らしの現役大学生。小説家ってことは大学の誰にも知られてない。
担当はフレン。大学の目撃者により、ミシェルは年上のイケメン彼氏がいると思われてる。
そして二人の出会いは喫茶店。
フレンとミシェルが打ち合わせしてるところにレイヴン出現。
「…フレンちゃん?」
「レイヴンさん!」
「よー。あら、デート?邪魔しちゃった?」ニヤニヤ
「違います。では、私はこれで失礼します」
「あ、気をつけて」
「…ホントに邪魔だった?」
「いえ、いつもあんな感じですから」
ひとまずそれだけ。
そのあとコンビニでエミリオと一緒のレイヴンに遭遇。
「あ、さっきの」
「…レイヴン、さんでしたっけ?先ほどはどうも」
「こんにちはー」
「こんにちは」
「パパのおともだち?」
「いや、さっき会ったばっかりだから。フレンちゃんのお友達」
「ふーちゃん…」
レイヴンのカゴにはお弁当が2つ。
「…あの、…それをその子にも食べさせるんですか?」
「え、いや、今日はね!たまたまよ!」
「きのうはそとでたべたもんね」
「…。」
「いや、朝はちゃんと作ってるのよ?!大丈夫!」
「…すみません、口出ししてしまって。それでは」
「おねーちゃんまたね」
「うん、またね」
子どもには愛想がいいミシェルさん。
その後しばらくはまた会わない。まぁ連絡先もしないし。
そんなある日、友人に誘われ柄にもなく(ぇ)某ねずみの国的なところに行くミシェルさん。
そこで迷子のエミリオに遭遇。
突然足元に何かがしがみついてくる。
「きゃ!」
「…。」
「君…迷子?」
「…ぅ」
「知り合い?」
「うん…ちょっと、この子の親探してくるね。あとで連絡するから」
と友人たちから離脱。
落ち込んでるエミリオを励ましつつレイヴン探し。
さっきまでどこにいたかもわからず流されてきてしまったエミリオ。
近くのスタッフさんに伝えて、レイヴンの迎えが来るまで待つことに。
ミシェルはフレンと連絡をとり、レイヴンに今の居場所を伝えてほしいと頼み、やっと親子の再会。
レイヴン待ってる間に父子家庭ってこともわかっちゃう。(聞き出したわけではない
「ほんとにほんとにありがとう!何てお礼をしたらいいか…」
「いえ。もうエミリオ君から目を離さないでください。手も」
「はい…」
「おねーちゃんいっちゃうの…?」
「え…」
「おねーちゃんもいっしょにあそびたい」
「これこれ。おねーちゃん困っちゃうでしょ」
「…。ご迷惑でなければ、私も一緒にまわってもいいですか?」
「も、もちろん!」
「わーい\(^o^)/」
「ちょっと友人に連絡してきます」
そんなわけで一緒にまわることに。
レイヴンはデジカメ持ってきてたので写真撮りまくる。
主にミシェルとエミリオの2ショ。
たまに3人ショット。
で、エミリオが「ぼくもとりたい」って言って、ちょっと傾いてるけどミシェルとレイヴンの2ショが1枚。
で、レイヴンたちと一緒にいるところを友人たちに目撃される。微笑ましい姿だと。
で、おしゃべり好きの友人が周りにその日のことを話してくうちに色々尾ひれがついてミシェルさんえんこー疑惑にまで発展。(おしゃべり好きの友人が悪いわけではない
それはまた別の話しですが。
結局ずっとレイヴンたちと行動して、帰りはレイヴンが送ってくれることに。車です。
レイヴンともだいぶ打ち解けて話せるように。
エミリオはねんね中。
「子どもは好きなの?」
「("は"って…)はい…あの、すみません、感じ悪かったですよね。私、人見知り激しくて…」
「ううん。いいのいいの。笑ってくれるようになってよかったわー」
「楽しかったから…」
「そりゃよかった!また、」
今、俺は、何を言おうと…
「また、機会があれば」
「え」
「…図々しいですね、すみません」
「や、全然!エミリオ、君のこと気に入ってるみたいだし。また、ぜひ」
「はい。ありがとうございます」
で、レイヴンはミシェルを家まで送り届けて、連絡先も交換しちゃう。すごい挙動不審になるレイヴン。
でも連絡できない。
そしてエミリオはメールは打てないけど電話のかけかたは知ってるのでミシェルに電話しちゃう。(ミシェルの連絡先にちゃっかり画像まで入れてるレイヴン
寝室で寝てるレイヴンはリビングから聞こえてくるキャッキャしてるエミリオの声を、一人で遊んでるのかな程度にしか思わない。
で、「ミーちゃんまたね」って声が聞こえて飛び起きる。
「ちょ!今電話してたの?!」
「うん!ミーちゃんとね、こんどあそぼうねってはなしてたんだー」
「まじかよ…で、遊ぶの?」
「うん。よていわかったられんらくするね。だって」
「そ、そう…」
とりあえず急に電話してしまったことに対しての謝罪のメールを送る。もちろんミシェルは気にしてないけど。
それからミシェルからの連絡を心待ちにしてしまうレイヴン。
エミリオも、レイヴンが保育園に迎えに行くと「ミーちゃんかられんらくきた?」って。
痺れを切らしたエミリオがまた電話しちゃう。
→繋がらない。
その夜ミシェルからメールが届く。
「夜分遅くにすみません。今、お時間ありますか?」
って。エミリオは寝てるけどメールのやりとりが始まる。
そして次の休みに動物園行くことになる。
動物園て笑
しかし当日雨。
「…てるてるぼうずつくればよかった…(´・ω・`)」
「今日はやめとく?」←傘めんどくさい
「やだー!ミーちゃんとあそぶの!…うちであそぼう!ね?いいでしょ?」
「え…無理だと思うけど…聞いてみれば?」
「うん!」
「もしもし?ミーちゃん?…うん、おはよう!あのね、きょうあめだからね、パパがそとやなんだって」
「ちょ!そんなこと言ってないでしょ!?言ってないからね!ほんとに!」
「あのね、だからね、うちであそぼう?…ほんと?よかった…うん、おむかえにいくね。またね」
「…いいって?」
「うん!おむかえ行こう!」
「え、今から?」
「うん。まってるねっていってたもん」
「あ、そう…」
そんなわけでまずはお迎えに行くことに。
車です。
レイヴンそっちのけではしゃぐエミリオ。
家に着いてからは絵本読んでもらったり、お絵かきしたり、絵本読んでもらったり、ミシェルは動物園行く気で作ったお昼のお弁当食べたり、おやつ食べたり、絵本読んでm(ry
レイヴン空気。
そのうちエミリオはミシェルの膝枕で寝ちゃって、ミシェルも寝ちゃう。
レイヴンは自分の部屋で寝る。(ぉぃ
レイヴンが起きるとリビングから声が。
「ミーちゃんがママになってくれたらいいのになぁ…」
おいおい!
「私が?」
「うん!だってね、ぼくミーちゃんのことだいすきだよ。いつもいっしょにいたいの」
「ありがとう。私もエミリオ君のこと大好きよ」
「ほんと?じゃあパパとけっこんして、ぼくのママになってくれる?」
ならんだろ…
結婚のことはわかってんのか。
「…。すぐには難しいわね…エミリオ君とだけじゃなくて、レイヴンさんとも仲良しにならないといけないし…」
「パパもミーちゃんのことすきだよ!」
えー?!俺そんなこと言ってたか…?
「え、そ、そうなの?」
「うん。かわいいっていってたもん。ミーちゃんもパパのことすきでしょ?」
「えっと…まだあまり話したことがないの。だから…」
「…仲良くしてみる?」
「きゃあ!れ、レイヴンさん…聞いてたんですか…?」
「いや、聞こえてた?」
「同じです…」顔真っ赤
「なかよし?」
「えっと…」
「その、俺は大歓迎だけど…なんて。子どもの言うことなんて気にしないでいいからね」
「…。」
「?」
そんなあやふやなまま次回へ続く!(ぇ