そんなわけでユーリ編です。
出会いは文化祭。
次男がヴェスペリア高校ね。
次男とユーリは同級生で仲良し。
で、招待制なので次男がミシェルとリチャードを招待してくれる。
そこでまずユーリがミシェルのことを見初める。ビビビです。
ミシェルはユーリのこと気づいてない。
で、人にぶつかって階段から落ちそうになったミシェルを助けたときに顔が至近距離になって、ビビビってきちゃうミシェル。(顔かよ
で、ドキドキがおさまらない。
リチャードに申し訳なくなっちゃう。
なんだか不安でやたらむやみにベタベタする。
そしてミシェルの家にお泊まりに来るユーリ。
夜中、ふと起きたユーリとミシェルが出くわす。
ユーリがミシェルの瞳が赤いことに気づき、思わず目を閉じちゃうミシェル。
リチャード先輩にも見せたことないのに…
「目ぇ開けないの?…ちゅーしちゃうぞ」
「!やめてっ」
「ふ…きれいな瞳」
「そんなこと…」
「あるよ」
「…あの…おやすみなさい!」
「おやすみ」
頑張って振り切るミシェル。
目を合わせたら動けなくなりそうな気がしちゃう。
さらにリチャードに申し訳なくなっちゃう。
基本的に料理担当はミシェルなので、朝食を作っているとユーリが来る。
「おはよ」
「おはようございます…」
「なぁ、俺のこと好きだろ」
「!…自意識過剰ですね」
「だってそうじゃん。少なくともこないだの金髪より俺のほうが好きだろ」
「そんなことありません」
そんなこんなで話していると何故か盛り上がってくる二人。
「ユーリ、あんまミシェルにちょっかいだすなよ。彼氏いるんだから」
「でもミシェル、彼氏より俺のこと好きだもんな」
「ないない」
「ないって」
「あるよ。わざと俺のこと見ようとしないもん。見る度に好きになっちゃうから」
「何言ってるんですか…」
「…お前そーゆーキャラだった?」
次男はミシェル経由でリチャードとも交友があり、リチャードのことはいいやつだと思ってるけど、ユーリのことも好きだからちょっと協力してあげたくなっちゃう。
でも我慢する。
でもユーリ次男ミシェルで遊びにも行ったり。
ミシェルもユーリのことが嫌いなわけじゃないので。
…思ったけどカテゴリを妄想からスイーツ(笑)に変更したほうがいいかな?もう古い?
リチャードとデートしてる時に間違ってリチャードのこと「ユーリ君」って呼んじゃう。
心臓止まるかと思うくらいヤバいと思うミシェル。
「…。」
「…ご、ごめんなさい…」
「ううん」
それだけ。
リチャードはあえて何も突っ込まない。
逆に怖いミシェル。
帰り際にリチャードが「キスしていい?」って言って、ミシェルは断らないけど、温度差を感じちゃうリチャード。たぶんミシェルも。
家に帰って溜め息リチャード。麗しい。
すごい落ち込む。
リチャードは何気に押さないと思う。
身を引いちゃうかと。
その一件からミシェルがすごくぎこちなくなる。
リチャードのことは大好きだけど、それ以上にユーリのことが好きで好きでしょうがなくなる。
で、自己嫌悪に陥るミシェル。
リチャードも、ミシェルのことを想って別れを告げる。
ミシェルは大号泣。
でも「別れたくない」の言葉は出てこない。
ミシェルは落ち込みっきりで、そんなミシェルを心配した次男がユーリにヘルプを求める。
「私、浮気っぽいのかも…っていうか浮気ですよね…最低…」ぐずぐず
「ぐずってんじゃねーよ」
「…」
「…好きだから、あいつを想って泣くなよ」
「…はぃ」ぐずぐず
ユーリはリチャードに嫉妬。
悪い意味で記憶に残る別れかたみたいな気がして。
「私…ユーリ君のこと好き」
「知ってる」
「…言ってなかったから」
「うん」
そんな感じで二年くらい付き合って、高校卒業前くらいにプロポーズされるミシェル。
ちなみにユーリはやっぱりケーキ屋さん(兼カフェ)です。
「え…ユーリ君は子どもいらないの?」
「は?なんで?」
「私、子ども産む気ないし…結婚だなんて…」
「なんで?」
「だって、私みたいなアルビノに産まれちゃったらかわいそう…」
「お前、自分がかわいそうだと思ってたの?」
「…そりゃ、小さい頃は…今でも人の目が気になることもある…」
「そっか…もし、子ども産んだとして、アルビノが産まれたら愛せない?」
「…愛せる」
「だろ?大丈夫だよ。…で、返事は?」
「あ…でも私専門学校行くから」
話がそれて戻ってを繰り返し、専門卒業後に結婚しようって話しになる。
ちなみに専門は料理系の学校。
で、特に事件もなく無事卒業。
そして結婚。
それでリチャードが彼女というか奥さん連れてというか奥さんに連れられてご来店。
「いらっしゃいま…せ」
「ミシェル…久しぶりだね。ここで働いてるの?」
「あ…お久しぶりです。彼の家が、ここなんです」
「どうも!リチャードの妻です!」
「へ、あ、よろしくお願いします…(?)。ご案内しますね」
ユーリとミシェル
「あいつ…で、お前はなんでへこんでるの?」
「…プチ失恋的な?」
「は?…もう諦めついた?」
「ふふ。もうずっと前からユーリ君一筋だから」
「よし」
リチャードと奥さん
「…私さっき最悪でしたよね?ごめんなさい…」
「嫉妬しちゃった?」
「(´;ω;`)」
「ちょ、泣かないで」
「ごめんなさい…」
「君は何も悪くないよ。僕が不安にさせたんだろ?」
「そんなんじゃ…」
「お待たせいたしました。…は」
「はは。気にしないで」
しかしハンカチを手渡すミシェル。受け取る奥さんだけど、更にへこむ。
洗って返すと約束する。
後日
「あの…」
「あ、こんにちは」
「これ、ありがとうございました」
「いえ。わざわざありがとうございます」
「あの、先日はすみませんでした。みっともないことして…」
「?」←何のこっちゃ
「…また、来てもいいですか?」
「ぜひいらしてください!」
そんなわけでぎこちなくも仲良くなったり。
みんなHAPPYだよ!(←中学時代の友人の口癖
リチャード側の話はまた別途書くかも…
そしてついにミシェルご懐妊。
産まれてくる子のことが心配で心配で心配でノイローゼになるミシェルさん。
ユーリが懸命に支えてあげる。
一人目は女の子。ステラちゃん。
ユーリ似。
更に二年後くらいに二人目が産まれる。
男の子。リヒトくん。
たぶんミシェル似。おっとりめ。
で、男の子が4歳くらいのときに事件が起こる。
保育園のお迎えの時、
「ママやだ…」
「え?」
「みんな、きもちわるいっていうもん!きらい!」
「なにいってんのよ!つーかだれがそんなこといったの?!ぶっとばしてやる!!」
「ステラ、女の子がそんな口のききかたしちゃだめよ」
「だって!」
「…ごめんね、リヒト…寒いからおうちに帰ろう?」
「!…。」
まぁ小さい頃なんていじめとか気になるというかツラいよね。仲間外れとか。
あまのじゃくじゃないけど。
で、夜の食卓では不穏な空気が流れる。
ミシェルはぎこちないし、リヒトは落ち込んで誰とも目を合わせようとしないし、ステラはプンプンしてるし。
ミシェルもリヒトも何も言おうとしないのでステラに事情を聞くユーリ。
「…リヒトがママのこときらいっていった」
「リヒトが?なんで?」
「クラスのこが、ママのこときもちわるいっていったって…(´;Д;`)」ぶわぁぁぁあん
「…そうか、わかった。今日はもう寝ろ」
「ん、ん、…おやすみなさい」
「おやすみ」
そんなわけでリヒトのもとへ。
「リヒト」
「…。」
「ママのこと嫌いなのか?」
「…すき」
「そっか」
「…ごめんなさい」
「ママに言え」
「でも…」
「大好きって言ってやれよ。ママもリヒトのこと大好きだから」
「…うん」
そして仲直り。
「ママ…」
「リヒト…」
「ごめんなさい…ママのことだいすきなの…ごめんなさい…(´;Д;`)」ぶわぁぁぁあん
「ありがとうリヒト。ママもリヒトのこと大好きよ」
リヒトはお母さん想いの優しい子に育つ。
ってかお母さんの優しさがいつまで経ってもつらく感じる。
悪いのは自分なのに、謝らせちゃったとか。辛い思いさせちゃったとか。
ずるずる引きずる。
とりあえず一旦切る(`・ω・´)