好きがわからないまま
お付き合いとやらを始め、
わかった頃には
手遅れで。

そんな恋愛した、4年間。

そして、大好きな旦那さんの
子供が欲しくてたまらなかった。

世界に旦那さんと、あーちゃん。

空回り、常識なくて、
デリカシーなくて、
あたしの、一番嫌なタイプなのにね。

仕事の熱心さと、
ヘタレなくせに、
ここぞというとき逃げない。

悪いことしても、
正直に話す。

嘘は、つかない。

だから、小言言いながら
一緒に、いられる。

馬鹿なもんで。

クリーニング代やら
雑費なんかで、
8千円渡したら
チャリかごに、
財布おきっぱで、
5千円パクられてやんの。

生活費ーって感じだけど、
しゅんて、してるから、
あまり責められない。

あたしの誕生日プレゼントが、
買たかったんだって。
財布持たずになんて、
馬鹿過ぎて、なにも言えない。

昨日、パウンドケーキを、2本焼いた。
1本は失敗作と、成功と、生地のあまりで作ったホットケーキ。
旦那ちゃん、ホットケーキと、
失敗作食べてお仕事行ってた。

たぶん、
美味しい方を食べなよ、
ってことだろうけど。
あんたのために
成功するまで作ったんだよって。

優しさは空回って
小言になって。
寂しさになって。

好きで。大事で、
もう、あたしは二人が
いることが幸せなのに。

あんまり伝えられない。

旦那ちゃん、
根が優しいから、
当たってしまうのよ。

あたしは、必要?って
ロープで、確かめて、
ずるいよね。

どんなに錯乱しても、
一緒にいたいって
説得するのが、愛しいよ。

ありがとう。

錯乱の原因は旦那ちゃんだったりするけど、
それでも旦那ちゃんに
縋り付くのよ。

おかしいけど、
この関係も愛しい。

一緒にいてね。