ふと、未送信フォルダあけて、
小説の下書きに埋もれて、
メモがあって。

寝ぼけて意味わかんないけど、
人間て、強いんだか
弱いんだか。
みたいなことを、言ってた。

あたしにとって後悔した、
身内の死は曾祖母で。

ビスケットをあげられなかった。

怖かった。
この前来た時には痴呆で
あたしの事を忘れてしまっていて。
「あんた、誰?!」
って。

たしかに毎回自己紹介してたけど、
その時は痴呆をあまりしらなくて、
忘れっぽいなぁ、って、思ったし、
苦手だった。

あの、見舞いのとき、
おばあちゃんの口に
ビスケットをいれてあげて?

あたしは、怖くてできなくて。

まさか、それが最期とは、
思いもしなかった。
曾祖母は大往生だったんかな。
小学生だと思うけど、
覚えてない。


おじいちゃんは、
いつも車で、遠くまで走ってくれる。
いきたいとこまで、
仕事も、してたのに、
何も言わずに。

正直、おじいちゃんは
おばちゃんの言いなりだったし、
喧嘩は負けてしまって、
起こったこともないし、
馬鹿にしてた。

最期は1時間半くらいかけて、
海に行った。
おじいちゃんの、運転で。

「おじいちゃんの運転危なっかしいよ」
とかいって。

それから1ヶ月くらいで
入院して、
1、2ヵ月で、亡くなった。

細身だけど、元気で、
痴呆もなく、しっかりして。

たった1ヶ月で骨と皮だけになって、
痩せ細ってしまって、
おばあちゃん以外わからないくらい、
痴呆が進んで。

混乱して。

でも、もう後悔しないって、
行けるだけお見舞い行って、
何もできないけど、
見てた。

おばあちゃんはすっかり
落ち込んでしまっていて。

亡くなった時、
自分が辛いというより、
お母さんが、泣き崩れるから
支えなきゃ、って、泣けなかった。

おばあさんは鬱状態になって、
自殺未遂みたいなのも
してたみたい。

なんだ、そんなに愛しあってたのか。

って。

おばちゃんは、おじいちゃんが
いないと、なにもできない人だった。

それで、最近、ひ孫が3人になって。
長生きせないかん!!
って生き返った。笑

あたしたちは、
おばあちゃんの、生きる源にも、
なれたんだなぁって
嬉しかったり。

あたし自身は消えてきしまいたいけど、
孫ってなんだろうな、って、思った。