蓮の実、蓮華の香。

友達に生理が
一週間来ないと
相談された。

まずは、
まぁ
自分にも言える事なんだけど
安易にゴムを
付けないで行為をする
ってことがダメだと思った。

後で心配するくらいなら
最初から付けてろ
って。

計画的じゃないのが
全部ダメってわけじゃないけど
少なからずそこに
望まれない命があったなら
どうしようもなく
悲しい。

というか言葉に
ならない。

感情もどう表現して
いいのか
わからない。

そこは言ったけど、
いまさら。

今は不安なら
検査するのが
一番いいって話。

陰性なら
よかったね、
次から気をつけて
で済むし、
陽性でも
少しでも考える時間が
あった方が
本人の為でも
小さな命の為でも
あると思う。

友達は頷かなかったけど。

今、一番身近な問題だけに、
一番重きをおいてる問題だけに
いろいろ考えてしまう。

友達は陽性だったら
下ろす事しか考えて
ないみたいだった。

自分のしたいことを
捨てられないと。

仕事もやめられない、と。

自己犠牲を払ってまで
育てられない、と。

じゃあなんで
ゴムつけないんだって
思ったけど
最初に戻るわけには
いかなそうだったから、
検査はしたほうがいいと
再三言う。

望まれないで
生まれなかった命より
望まれないで
生まれた命の方が酷だ。

どうしようもなく
苦しい。

こんなにも
命を懸けてまで
守りたいと思える存在が
あたしの中にはいる。

同じ想いが抱けないのは
悲しい。

可愛そうだ。

いつかそんな命に
出会って欲しいと思う。

友達は結局相手と
上手くいかなかったから
余計頷きたくないみたい
だった。

それでも
ケジメつけて
責任を取らなきゃいけない
大人になった。

わかってほしかったけど
イマイチ届かなかったかな。

相手に問題があったのは
話聞いてわかったけど
それとこれとは
話が別だと思う。

もう、相手にもだけど
いろんな事に
憤りを感じた。

なんか、
もやもやしたから
残してみる。