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気狂いピエロ

ピエロはひとり
舞台の上

白塗りの顔に
浮かぶは狂気の



古びた舞台
満員の客席

道化師は刃物片手に
おどけて跳ねる

血のしたたる
マリオネット

椅子には力なく
目を開いたままの客


喝采もあびることなく
おどけ続ける

返り血あびた衣装に
落ちる一粒の雫

ピエロは上を見上げ



くるくる回り始める




くるくるくるくる


ピエロを繋ぐ鎖は
首に絡みつく

苦悶 恍惚 絶望

ピエロはおどける



絶望を嘲笑って



解放はなく、
いつまでも
いつまでも


ひとり舞台で
光りをあびて
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