話題:最近買った本
先日の有楽町行きの帰り、新宿南口の 《BOOK EXPRESS》で購入
「神の代理人」
(新潮文庫)
-定価 ¥788-
発売 2012.10.29
「風の海 迷宮の岸 十二国記」
(新潮文庫)
-定価 ¥662-
発売 2012.09.28
最近 外出することも稀なら、本屋に行くことも稀
新宿駅南口・構内に本屋があったので、これ幸いと寄り道しました
「神の代理人」は、1972年に中央公論社から刊行された物で、
カトリックの総本山の主 ローマ法王のことを描いています。
目次
■ 最後の十字軍
ロドリーゴ・ボルジア(後のアレッサンドロ六世)が枢機卿の時代、法王ピオ二世の話。
■ アレッサンドロ六世とサヴォナローラ
チェーザレ・ボルジアの父 アレッサンドロ六世とサヴォナローラの話
フィレンツェからメディチ家が追放され、あわやフィレンツェは神権政治に
――というところで、サヴォナローラとその一派は火刑に処せられました。
■ 剣と十字架
〈剣と十字架〉の主人公は、先の法王 アレッサンドロ六世のライバル、ジュリオ二世
戦う法王とも言える法王です。
■ ローマ・十六世紀初頭
こちらの主人公はレオーネ十世
メディチ家出身の法王で、亡くなった時には借金しか残らなかったと言う……(´・ω・`)
彼の死でルネサンスは終わったと言うことばで結ばれています
彼の死の6年後 ローマは、ルネサンスへの止めの一撃《ローマの掠奪-サツコ・ディ・ローマ-》を受けます
「風の海 迷宮の岸」は今年 新潮社より改めて出版されることになった、《十二国記》のシリーズの3作目です。
一応 完全版と帯に唱ってあって、表紙・挿絵ともに一新されています。
講談社X文庫ホワイトハート版を持っていますが、ホワイトハート版は上下巻
その後 出版された、講談社文庫版(挿絵無し)・加筆修正→新潮文庫版(今回の本)となっていますが、どこが加筆修正なのかちょっと分かりません
いずれにしても良い本というのは、年数を経て読み直しても感動できるし、読んだ年齢に応じた見方・読み方もできるという気がします。
汕子は可愛らしく玉葉さまは美しく、もちろん泰麒の可愛らしさも五割増し
不器用で無愛想・苦労の絶えない景麒が、泰麒に気を使い思い遣る様子は、可哀想だけど口元がちょっとピクピクしてしまいます。
内容的に多々不満があったNHKのアニメを思い出したり、やはり景麒は生きていたら塩沢さんがよかったどと思いながら読み返しました
――しばらく見に行っていませんが、新潮社版が刊行されるようになって pixiv の画も増えたでしょうね
ちょっと見に行きたい気がします。