この醜く汚い想いを吐き出そうか、何も言わずに心の内に溜め込んで抑え込もうかーどうしたら、狂わないでいられるだろう。
僕の心は、限界だった。
彼を思う存分、
啼かせたいだなんて。
なんという、キタナイ感情ー
愛シイ、可愛イ、好キ、泣カセタイ、啼イテー僕ノ腕ノ中デ。壊シタイ。僕ダケノ物。ソノ、汚レヲ知ラナイ綺麗ナ躯ヲ、目茶苦茶ニー
あぁ、あぁ、駄目だ。
彼は、皆のもの。
彼は、神のもの。
彼は、僕のものじゃないー
汚してはならない至高の存在
あぁ早く僕を彼から遠ざけて
自らの慾に狂った己が
神のお気に入りを
至高の存在を
その邪な想いで
汚し、堕としてしまう、その前にーーー
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本当に狂っているのは、
あなたかわたしか
笑う、嗤う、月夜の黒い夢の中
黒い翼の魔狼が笑うー
ワタシ アナタ
狂ってるのは、黒狼と黒夢ー