スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

歯医者と親不知と九条。

お早う御座居ます、歯医者にて死刑宣告された気分の九条です☆



3、4日くらい前から右下奥歯の歯茎が痛かったので、昨日病院に行ってきました。
右下奥歯は以前虫歯と歯槽膿漏の治療をしており、てっきり歯槽膿漏が再発したのだと思っていたのです。
ところが患部(奥歯)のみのレントゲンを撮ってみても、歯の根に病巣は見られず綺麗なもので。
そうなると痛みと歯茎の腫れは親不知の方ではないか、という話になり今度はパノラマのレントゲンを撮影。
奥歯と親不知が生えるとこの間の歯茎に、局所的に7ミリ程のポケットが出来ており、そこからバイ菌が入って親不知が痛んでいるのだろうとのことでした。



そんな状況の為、親不知を抜かないといけないのですが、これまた厄介な状況になっておりまして。
親不知が骨に埋もれているばかりでなく、下手すれば骨が親不知に被さっている可能性が非常に高いとのことです。
もしそうなっていた場合、骨を削って親不知を抜かなければならず、血管を傷つけたら大惨事になる為多分傷つけないで処置して下さると思いますが、神経は近くを触っただけでも症状が出る為、痺れが出るとのことです。
可成り大変な治療になると、何度も念押しされましたorz
九条が親不知を抜こうとすると、何故にこうも大事になるのでしょうか……。



このブログから御覧下さっている方は御存知ないかと思いますが、九条は以前左下の親不知を抜くに当たり歯源性角化嚢胞(現在の病名は角化嚢胞性歯原性腫瘍)という、良性の腫瘍が発見された為、摘出手術を受けています。
この腫瘍の怖いところは無痛であるということで、殆ど自覚症状がないのですね。
例に漏れず九条も痛みなどの自覚症状が一切なく、親不知を抜こうとして発見に至りました。
発見が遅かったのか、腫瘍は可成り肥大しており、摘出した腫瘍を見た家族はその大きさに驚いたそうです。(九条は見てないのです)
悪化すれば神経も侵食し、神経を抜かないといけなくなることもあるのですが、幸い神経は無事でした。
この手術のお蔭で左下の親不知は手術で一緒に抜くことが出来たので、親不知を抜く辛さは感じずに済んだのですがf^_^;
(手術は全身麻酔だったのです)



そんな訳で、何も左右両方の親不知で抜くのが大変な状態になってなくても良さそうなものなのに、というのが九条の偽らざる本音で御座居ますorz
唯一の救いは、右にも腫瘍が出来て再発とならなかったこと、そして何より左の術後の経過が順調ということでしょうか。
昨日撮影したレントゲンでは、まだ腫瘍の形の縁が残っているものの、順調に骨が出来てきているとのことで、一安心しました。(10年再発しなければ大丈夫と云われている病気で、今年は9年目に当たります)



そんなこんなで可成り憂鬱なのですが、右下親不知を歯茎の腫れが引き次第、抜歯することになりました└(:D」┌)┘
凄く厭だけど頑張る。


そして二人だけになった/森博嗣



<梗概>
全長4000メートルの海峡大橋を支えるコンクリートの巨大な塊“アンカレイジ”。
内部に造られた窓ひとつない空間に集まった科学者・建築家・医師の六名。プログラムの異常により海水に囲まれ完全な密室となったこの建物の中で、次々と起こる殺人…。
最後に残ったのは、盲目の若き天才科学者とアシスタントの二人だった。
犯人は、私?僕?それとも―。




※当ブログでの本の感想はネタバレ有りが基本となっていますが、今回は特に真相に触れています。
これから読まれる予定がおありの方、ネタバレがお厭な方は閲覧をお控え下さい。








随分前に刊行された、ノンシリーズの作品であるにも関わらず、未読だった為借りてみました。
読み始めた時は、正直複雑そうな内容っぽいし、読むのに時間かかっちゃうだろうなぁと思っていたのですが、予想に反してあっという間に読了してしまいました。



読了して、こうして感想を書いている今も、何だかふわふわとしていて何が本当で真実はどうだったのか全く解らないというのが正直なところです。
勅使河原潤と森島有佳が互いに《バルブ》にいた時の相手ではないと証言し、宮原氏の記述で益々混乱させられ、そして衝撃的なラストに何が本当で何が嘘なのか解らなくなってしまいました。
勅使河原潤と森島有佳にそれぞれ双子の弟妹がいたのは本当で、《バルブ》が二つあったのも本当で、殺人があったのは双子の妹の“森島有佳”がいた《バルブ》で、殺人やその他を仕組んだのは本物の勅使河原潤と森島有佳ということなんでしょうか?
解るような、解らないような……(-゙-;)



本物の勅使河原潤は、弟よりも遥かにドライといったら良いのでしょうか。
何故殺害したのかという問いに対する答えは非常に簡潔且つ明快で、慥かにそう云われてみればそうなのだけれどスッキリはしないよなぁと思ったり。
謎が解明されたのかされていないのか、何ともよく解らない読後感にもやもやしています。
こうした、あやふやな感覚を齎す世界観は、ある意味非常に森博嗣らしいなぁと思います。


鍵のかかった部屋/貴志祐介



<梗概>
防犯コンサルタント(本職は泥棒?)・榎本と弁護士・純子のココンビが、4つの超絶密室トリックに挑む。
表題作ほか「佇む男」「歪んだ箱」「密室劇場」を収録。
防犯探偵・榎本シリーズ、待望の最新刊登場!




『悪の教典』が可成り良かったので、貴志祐介作品には期待出来そう!と思い、借りてみました。
読み始めて少ししてから、「もしかしてシリーズもの?」と思ったのですが、本当にシリーズものでしたorz



非常に簡潔な展開のミステリで、密室のトリックを暴かれるのが早い早い。
初めから被疑者前提で、密室のトリックを崩すのが話の軸のようです。
従来のミステリにあるような、何故犯行に至ったのかといった動機等は、犯人が突き止められてから白状するのではなく、あくまで捜査で発覚していたり犯人自身の述懐で明らかにされているというスタイル。
その為、展開がよりスピーディです。



ところどころで弁護士の青砥純子が頓珍漢な推理を挟んでくるのにイラッとしたりもしたのですが、見当違いな推理を疲労するワトソン役がミステリには必要だったりしますからねー……。
アリスなら赦せるんだけどなぁ。←
(それは明らかに九条がアリス好きだからである。アリスは可愛いから良いのダ!)



最後の『密室劇場』は劇団や劇の内容の馬鹿馬鹿しさに、可成り呆れたりもしましたが、他の作品で中々に楽しめたので帳消しかなと思いますf^_^;
取り敢えず、防犯探偵・榎本シリーズの他の作品も読んでみたいな、と思いました(^^)


さくらゆき 桜井京介returns/篠田真由美



<梗概>
日本画の大家・野々村白仙の養女、美貌で才気溢れる薔子がクリスマス・パーティの席上、シャンパン・グラスを掲げての乾杯直後、中毒死。
事件の後、心因性の不調に悩む高校生の義弟の郁哉に、スクール・カウンセラーの薬師寺香澄は、桜井京介という不思議な男性を紹介する。
桜井は、郁哉に「君は僕に、なにを望むのですか?」と訊ねるが……。(「黄金の薔薇を手にして」)ほか、魅惑的で美しい謎と小さき者への慈愛を描く傑作短編4編を収録。



正直、刊行されるとは思っていなかった、建築探偵シリーズの続編です(^^)
『燔祭の丘』は色々怪訝しいところがあって、シリーズ作品として崩壊しているように思いましたが、この『さくらゆき 桜井京介returns』は元の建築探偵シリーズに戻っていて良かったように思います。




先ずはキャラクターたちについて。
京介が蒼の許に戻ってくると信じて疑っていなかったので、当然の如くまた神代先生の家で一緒に暮らしているようで、迚も嬉しく安心しました。
蒼が34歳、京介に至っては44歳とのことですが、蒼は30代になっても相変わらずの可愛さで頬が緩んでしまいます。
ああ矢っ張り可愛いよ蒼。
そんな蒼が臨床心理士の資格をとって、スクールカウンセラーとして働いているというのですから、これまた驚きですね。
矢っ張り、昔受けた大島教授の実験も多少なりとも影響しているのかしら。
そして、もう一つ意外だったのは蒼の名前。
“薬師寺香澄”のままなのですね。
慥かに蒼が名前を戻してしまったら、従兄弟の香澄は本当に何も残らなくなってしまうけれど、かおる母さんがつけた名前は杏樹なのになぁとも思うのです。
かおる母さんにしてみたら、蒼が元気でいてくれるだけで嬉しいのかもしれないけど。
まあ、名前が香澄でも杏樹でも、蒼が蒼であることに変わりはないものね。



さてさて、幾ら語ってもキャラへの愛は尽きませんが、一先ずこれくらいにしておいて。
お話は短編ばかりで、どれも話として非常にシンプル且つ読みやすくて、あっという間に読んでしまうのが勿体ない感じでした。
『白くてちっちゃな死の天使』に登場した武部先生が、蒼の高校の同窓生(正確には一年下)だとの記述があり、
「そんな子いたっけ?」
と暫し考えてしまいましたが、『angels ―天使たちの長い夜―』に出てきた子ですね。
彼がしたことも余り良いこととは云えませんが、被害者も一命を取り留めた訳ですし、加害者ばっかりを責める訳にもいかない遣る瀬無い事件でしたね。




最後の『さくらゆき』は蛇足なような気もするのですが、きっと庄司ゆきが何故自分の名前が嫌いなのか、彼女がその後どうなったのかを補足する為なんだろうなぁと思ったり。
建築探偵シリーズの続編というより、建築探偵シリーズの登場人物を絡めた新しいキャラクターたちの物語、という感じもしますね。
しかし、そうしたテイストだけど建築探偵シリーズを読んでいないと通じない話が微妙にあるのが切ないところ。(読んでなくても支障はなさそうですが)
個人的には満足な内容でした(^^)


9月の読書メーターを纏めてみた。

2013年09月の読書メーター
読んだ本の数:17冊
読んだページ数:6014ページ
ナイス数:20ナイス

▼9月に読んだ本一覧
http://book.akahoshitakuya.com/u/11193/matome



17冊と割と多めでしたが、その大半が『とある魔術の禁書目録』だったりします。(笑)
シリーズを読破しようと思って纏め借りしたので、まあ必然的にこうなるよね、と。
取り敢えず、まだ『新約 とある』は未読なので、図書館にあれば借りて読んでしまいたいと思います!



『とある』シリーズ読了したら、今度は『デュラララ!!』を読破するか……。
それとも他のを読むか迷うところ。
正直なとこ、デュラはとあるよりハマれないのですよねー、九条は(-゙-;)
勿論、デュラが面白くないとかではなく確実に面白いのですが、とあるの方が趣味に合ってますし面白く感じるんですよね└(:D」┌)┘



あと、ラノベでも良いのですが、一般文芸書でお勧め本をまた募りたいなぁと思います。
読みたい本は粗方読んでしまったので、また新たなジャンルや作者様の開拓がしたいなぁと思ってますo(^o^)o


前の記事へ 次の記事へ