<梗概>
イタリアを舞台に綴られる少女と大人の物語、ついに完結―――――。
コミックス10巻で大好評を博したフルカラー描き下ろし小冊子「libretto!」の第2弾がついた15巻特装版が発売決定!
物語の結末を、豪華小冊子とともに堪能しよう!
相田先生、10年間の連載お疲れ様でした!!
正直、この物語にどう幕を引くのかと常々疑問に思っていたのですが、納得のいく綺麗な終わり方で素晴らしかったです。
こうして15巻で纏めて読み返してみると、矢っ張り幾つか読み飛ばしている話がありましたf^_^;
連載頑張って追ってるつもりでしたが、多忙なこともあり追いきれてなかったようです(;´∀`)
でも早くにコミックス出たので助かりましたー
個人的にはリコたんが戦闘で死ぬことはなかったのでそれだけで大満足なのですが(←)、リコたんは公社が船に越して1年後に亡くなったのですね(´・ω・`)
リコたんが死んでしまったのは迚も哀しいですが、割と初期段階での一期生としては長生きだったのではないでしょうか。
(同時期に義体になったヘンリエッタとは違い、依存性等の症状が出ている描写は特に見られなかったので)
リコたんは海が大好きなので、船での暮らしはさぞ楽しかったでしょうね。
ジャンさんに見守られ乍ら甲板で海を眺めるリコの穏やかな横顔に、彼女は幸せだったんじゃないかなぁと思います。
そういえば、話の流れからいくとクローチェ事件の黒幕を捕らえたのはリコたんだと思って良い、ん、ですよ、ね?(汗)
ソフィアさんの墓参りに行ったジャンさんの横顔を見るだに、取り敢えずジャンさんの気持ちにも一区切りついたのかな、と思ったり。
あと、リコたんファンとしては、これだけは云っとかないと!ってことが二つ。
先ずは船に引っ越すと知ったリコたんが可愛過ぎる(ノシ><)ノシ
ガットネーロに「リコ先輩」って呼ばれてるんだぁ、何てニヤニヤしちゃったり(*´艸`)
もいっこは、最終話でちらっと出てきたジャンさんの仕事場のデスクに、リコたんの写真が飾られていたこと。
もうこれだけで胸いっぱいというか、リコたん良かったねぇえぇ。°(°´Д`°)°。と感動しました。
リコたんのジャンさんへの思いは、慥かにジャンさんに伝わっていたのだと思うと、嬉しくて嬉しくて。
リコたんはこれからも、ただの復讐の道具ではなく、憎悪に取り付かれていたジャンさんに温かい気持ちを向けてくれた大切な存在として、ジャンさんの中で生き続けるのだろうなぁと思いました。
そして、ラシェルさんの、ヒルシャーさんの、ロベルタさんの、もしかしたら社会福祉公社にいた全ての義体の“希望”であるスペランツァ。
スペランツァは公社に関わった全ての人の“希望”を体現している気さえします。
ヒルシャーさんがラシェルさんから渡された希望のバトンであるトリエラを、ヒルシャーさんは本当に大切に思っていたのですね。
本当ならトリエラ自身にもっともっと、一日でも長く生きていて欲しかったのでしょうが、残念乍ら戦闘用の義体にされてしまったトリエラではそれが敵わず。
自己満足かもしれないとは思いつつも、ああするよりなかったヒルシャーさんの思いは慥かにロベルタさんにも届いたのではないかと思います。
しかし、グエルフィ姓であることと、作中では描写が見られなかったことから、父親は誰なのかが気にならなくもないですね(゚゚)
矢っ張りヒルシャーさんなのかな……、そんな描写はなかったけども。
あと、これは九条の欲目だとは思いますが、フーゴと出会ったばかりのスペランツァの容姿は、何だか(メインとなった)一期生の集合体のようですね。
髪と肌の色がトリエラ、髪型がヘンリエッタ、目がリコ、アイウェアが眼鏡を彷彿とさせるのでクラエス。みたいな。
ラストのアカデミー賞の授賞式でのスペランツァは、殆どトリエラそっくりですけども。
何か、そうだと良いなぁと思ってしまうのです。
だってスペランツァは、慥かに“希望”なのだから。
「世界には今も確かに希望がありますよ」
『GUNSLINGER GIRL』15巻224ページより