中世ヨーロッパや、ファンタジー好きの方なら知っているであろう、謎のアイテム。
『ヴォイニッチ手稿』
15世紀の中世のころ、
中央ヨーロッパで書かれた「らしい」、
だけど何語で書いてあるのか「わからない」、
しかもページが一部紛失している、
いまだに解読されていない書物である。
図鑑のようにイラストが多数描かれていて、
私はそのいかにも中世ヨーロッパくさいタッチのイラストが大好きなのだ。
私はナショナルジオグラフィックを購読していて、メルマガも配信されてくるんだけど、
今月はじめのメルマガによると、
ヴォイニッチ手稿はヘブライ語で書かれた可能性があることを、人工知能のAIが突き止めたのだとか。
ぜひとも、私が生きている間に解読してほしい。
内容を知りたい。
ところで、このヴォイニッチ手稿の文章をつづる文字が、細かくて丁寧でいて、なんだか可愛いのである。
『野銀』のレグシスがジークに渡した兵法書の文面のイメージが、
まさにこのヴォイニッチ手稿の文字列ですね。
あくまでイメージですが。
それと、これまた歴史好きな方なら通じるネタだと思うんだけど、
レグシスがジークに兵法書を託したのは、
諸葛亮が姜維に『兵法二十四篇』を託したという三國志演義のエピソードに倣っています。
『野銀』には、三國志ネタもちらほら、さりげなーく置かれてますよ。
わかる人にはわかるやつ。