彼女は魔女だった。
恋の成就の手助けをして暮らす、良い魔女だった。
あるとき彼女は、とあるパーティーに出かけた。
そこで車椅子の青年に会った。
従者を連れていて、身なりから見ても位の高い人間であることがわかった。
青年に呼び止められた彼女は、挨拶のキスを交わそうとした。
青年が彼女の頬に挨拶のキスをすると、彼女は言った。
「目を閉じて下さい」
青年が目を閉じると、彼女は左のまぶたに簡単に触れるだけのキスをした。
小さくて温かい、可愛らしいキスをして、すぐに彼女は去った。
彼女の愛らしさに心を奪われた青年は従者に問う。
「あの娘はどこの子だ」
「わかりません。見たこともありません」
その様子を見ていた婦人たちは、こっそりとささやいた。
「王子様にキスだけをして立ち去るなんて」
青年は王子だった。
これまで様々な恋の成就を助けてきた彼女は、こんどは自分への恋を手掛けることになるのだった。
という、夢を今朝みました。
私は傍観者の立場だったので、設定やストーリーがよくわかりました。
なんだかファンタジーの材料になりそうな一場面でしたよ。
魔女の子は見た目は普通の女の子で、茶色くて長い巻き毛。服装は黒地に細かい紫の刺繍の入った、豪華だけど軽めのスカート。
青年は外見は忘れた。
この場面の前後にストーリーをつければ、
ちょっとした小説が書けそう。
久々に自分目線でない夢をみました。
野銀本編第3部、
全ページ見直しと、加筆修正を完了しました。
今回はものすごく手こずりました。
基本、携帯小説というスタイルでやらせて頂いてますので、
1ページあたりの文字数というのを気にしているのですが、
なぜだかこの第3部にきて、
やたらと文字数が多かった。
過去の作者は何を考えていたのだ(笑)
ガラケー時代なら、下スクロールが大変じゃなかったのか?
目標として、
『1ページあたり1000文字を超えていたら、減らすようにする』
『1ページあたりの文字数は800文字が目安』
を心がけて、今回の作業にかかりました。
1000文字超のページがだいぶあったよ。
はみ出す分はコピペして次のページに移せばいい、
とも思ったのですが、
意外にもよぶんな文章があったり、
くどいセリフもけっこうあったので、
そういった箇所を簡潔にすることで解決しました。
一番苦戦したのは、
クーグロフとシャールのやり取り。
こいつらセリフが回りくどいんですよ。
シャールも内気な性格だから、一息(カギカッコ一組)で話を終わらせないし。
クーグロフはセリフが長いし。
目力だけで解決してくれるレグシス&エドの似た者たちや、
軽め口調のラザフォードが、
いかに文字数エコ活動に貢献していることか。
ラザフォードのセリフは添削なしで済みました。
さすがです兄貴。
いきなり作業ハードルが上がった第3部ですが、
第4部もこわいです。
でもやります。
第1部に続き、第2部の加筆修正を完了いたしました。
作業が楽しくて、かなりのハイペースで進みました。
今回も全ページ見直しております。
最後の60ページ目は100文字ほど削りました。
文章が増えたページ、削除があったページ、様々です。
第3部の作業も楽しめそうだ。
タイトルのとおりです。
野銀本編の第1部について、大幅に加筆修正をしました。
作業に1週間ほどかけて、本日完了しました。
全47ページ、すべて見直しています。
もくじ以外では、筆を加えていないページはございません。
すっきりした文章になっていたり、
描写が細かくなったり、
より読みごたえのある第1部になったと思います。
第1部と第6部で執筆時期に
年単位でかなりの時間が開いているため、
文章力で前者の方の拙さか目立っていることがずっと気になっていたのが、
今回の作業の主な理由です。
次は第2部の加筆修正に移らせていただきます。
ひととおり第6部まで行くつもりですが、非公開にはしないので、いつでも閲覧可能です。
読み返すたびに『ああ〜ここ直そう!』って思ってしまう部分ばかりなので、
いつまでたっても完成しない小説です。
作者としてはもうこの作品を
『サグラダ・ファミリア小説』と読んでいます。
最後まで加筆修正した頃に、
最初に加筆修正した場所をまた直したくなる。
もしくは、完成しない小説ということで、
完成しないテーマパークといわれる、デンズヌィランドみたいなものです。
より良い作品になったことには変わりませんので、お色直しをした野銀第1部を、どうぞまたお楽しみ下さればと思います。