たまに『野銀』を読み返しに来ています。
いまは本編を読んでいます。
こっそりと加筆修正もしております。
第6部の、マリアとソフィアの会話が少し変わりました。
マリアがレグシスをネチネチ語るところをちっとばかし修正。
セリフは短くなりましたが、テンポが良くなり、トゲが増えました(笑)
個人的には、このシーンのカインがイケメンで、作者は自画自賛しております。
でもやっぱりレグシスが一番かわいいです。
すごいお知らせですが、
今年は『野銀』誕生20周年なんです。
レグシスはさらにその1年ほど前に誕生しています。
原稿用紙に手書きしていた頃が懐かしいです。
当時はチャリで図書館に通い、西洋史のコーナーから片っ端から本を借りていたものです。そのときはネット環境がなかったので。
やはり資料はネットより文献の方が集めやすいです。
信憑性のあるしっかりしたレポートだし、違うページに脱線すると思わぬ収穫があったりします。
そこから違う興味が湧いて、さらに深く学習できます。
『野銀』はそのときの資料をもとに書いた作品なので、設定としては甘い部分もあるのは確かです。
モデルが存在する作品であり、十数年経った今、それに関して新しく判明した情報もあります。
加筆修正がちまちまあるのはそのためだったりもします。
宗教が絡む物語ですから、建築や騎士の暮らし、街並みの描写など、まだまだ書き足したいことがあります。
『野銀』は、完成しない作品かもしれません。