尸魂界に帰還した咲良は居住区にて母親と別れるとその足で
1番隊隊舎に戻った。

「小鳥遊咲良、ただいま戻りました。」
「お帰りなさい、小鳥遊さん。虚を片付けたそうね。」
「はい。無事に片付けました。」

「お母様も魂葬できたことだし、ひとまずはお疲れ様ですね。」
「あはは………まさか自分が身内の魂葬をするなんて思いもしませんでしたけど……………。」

伊勢七緒と話をして、咲良は彼女と別れると十番隊隊舎に向かった。

「あ、日番谷隊長。」
「………………小鳥遊か。」

「………何か凄い疲れた顔をしていませんか?
もしかしてまた、立っていても座っていても視線あまり変わらないね、とか言われたんですか?」

「そうなのよぅ、咲良ちゃん!隊長ってばそのことを気にして………。」

「松本………仕事はどうした、仕事は。」

「あはは………まだ手をつけていませーん!」

「…………やっぱり…………だろうと思って手伝いに来ました。何から手をつけましょうか?」

「悪いな、小鳥遊。一番隊に行って早々なのにこっちの仕事を手伝って貰って。」

「いえ、お気になさらずに。書類整理はいつものことじゃないですか。」

「…………悪い。助かる。」






続く。