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大変ご無沙汰しております…。年1で近況だけ書いてんじゃねーよ!って感じのこの草庵も、前も前の前のサイトも合わせて今日で10年になりました…。
今日は近況ではなく、記念に歴史について思ったことをもわっと、書いておきたいと思います。もわっと。
戦国に関心を持ったのはもう10年以上も前、そこから戦国無双と創作戦国と合わさった形でこの草庵が出来ました。
当初は自分でもあまり区別もなく、オリジナルの『柊柚樹』と無双ベースの歴史人物に加えて創作戦国の人物とまぜこぜで話を作るのがとても楽しく、又、他の創作戦国サイト様で拝見する武将を知る度に、実際に史跡に足を運び、知識を得る度にとても楽しく思っておりました。今でもそれは同じです。
しかし、やはり知識の浅さや史実の確認、既に形にしている文章と新たに知った知識との矛盾等、が出てくるにつれて段々と筆が遅くなりました。
何処かの武将に特化して知識がある訳でも、史料をたくさん読んでいる訳でもない負い目みたいなものがありました。それは次第に、自分が書かなくてもきっと誰かが書いている、それもしっかりとした知識の人が、と思うようになりました。
以前、戦国のブームはきっと2015年で終わるだろうという話がありました。2015年はちょうど大坂の陣から400年後。それを区切りにゆるゆるとブームが縮小していくのでは、という旨にきっとそうなのだろうと思いました。元々戦国無双やBASARAで人気はありましたが、それも一時的なものに過ぎず、それは長続きしないと。
思っていた2015年。刀剣乱舞が始まりました。
2016年には大河ドラマの真田丸が。
2015年には終わると思っていた戦国が、今とても熱いものになっています。
ぴくしぶでは刀剣のたくさんの作品が拝見出来、博物館や美術館では刀剣や各家ゆかりの展示が見られるようになりました。
そしてこの秋には刀剣のアニメも。とても楽しみです。
刀剣から歴史に興味を持たれた方もたくさんいらっしゃるでしょうし、知識を得て創作されている方もたくさんいらっしゃいます。
そんな中で時折見かけるのが、『史実、史料とは違う』『そんな事ある訳がない』という声です。
確かに史料とは明らかに異なる作品もあるでしょう。間違い探しは簡単です。その知識さえあればすぐにダウトと言えるでしょう。
でも、ダウトと言うのはちょっと待って欲しいのです。
書き手さんが、意図して史料とは異なる、または捏造して書いたのか、それとも知識を知らなかった故にそう書いたのか。それは第三者からは一見してわかりません。
創作戦国、創作歴史サイトではよく予防線が張られていました。
歴史上の人物やその御子孫とは無関係であり、中傷や名誉毀損の意思は全くありません。
サイト内では捏造設定等があります。
それでも平気は方ほどうぞ。
精一杯の予防線です。
近年ではぴくしぶやついったーが盛んになり、その予防線がないまま流れてきたり、第三者の目に留まることが多々あります。
史料とは違う、こんな事ありえない、自分には合わない。
そんな作品もあるでしょう。そんな時、その書き手さんに直接何かを言うのではなく、自らの目を逸らしてそっと閉じる選択肢も持ってください。
その一言によって、書き手さんが歴史やその武将の家や刀剣が嫌いになってしまう可能性だってあるのです。それはとても悲しいことです。
これは自分にも言えることなのですが、よそはよそ、うちはうち。
歴史に触れて、感慨深い逸話を知って、現地の史跡に足を運んで、何を感じてどう生み出すかは自分自身。
自身にしか生み出せないものもあります。
それをもっと大事にしていきたいと思いますし、もっと大事にして欲しいです。
地方の史跡や、博物館、所有者の方にとって昨今のこのブームは目を惹くことでしょう。大勢の力はとても強いものです。
しかし、大勢の力で何でも出来る訳ではなく、なんでもしていい訳ではありません。
折角のこの戦国、もとい歴史の熱を大事にしていって欲しいと思いました。
と、思った以上に長々とそれもまとまりのない文章を、一度半分消えるアクシデントがありつつ書いてきましたが、なんだかんだでいずれはきちんと創作戦国の話を完結させたいという気持ちはありますのでゆるゆるとやっていきたいと思ってます。
とにかく今は別ジャンルの〆切が迫っているのでなんとかせねば。
俺、この別シャンルの本が出来たら刀剣の本出すんだ…(フラグ)