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佐和山



一月のある月曜日。
もはや戦国仲間と言っても過言ではない友人(関ヶ原の時と同一人物)と二人で佐和山に登りました。

常ならば某寺から山に入るところを、ちょっとした失敗で寺が見つからず、迷いました(住宅の方に入ってしまった時、猫を見つけて大喜びしていた女の子をもし見かけのたならそれは友人です)。意味もなく佐和山トンネルを往復したり。国道8号線沿いにある佐和山トンネルの近くには仏像やら何やらで妙な迫力を感じる、佐和山美術館(資料館だったかな…歴史館だったような…)があり、物凄く興味をひかれたのですが(佐和山三成の会って書いてあった…)今から山を登るので断念。機会を設けて行ってみたい気もするけどがっかりさせられる可能性もあり、怖い。

さて、いざ佐和山。と竹林に入って行くと、いきなりなかなかの斜面。はなっから山登り気分でいろいろ備えていた自分は乗り気で登って行きます、が。所々に結構な頻度で見掛ける、白い紙の上にのせられた赤飯のお握りのようなものにちょっと怯みます。あれは佐和山のお供え物だろうか…それとも熊に対しての餌か…。悶々としていると今度は赤飯お握りに魚まで! 魚は焼いてあるよな…、うん多分…。そんな会話を交わしつつ、整備もされていないほぼ獣道を進みます(自分の地元にある城跡の小山ですら整備がしてあるのに)。
友人と熊の発言は禁句の方向で。いい天気やな、とか、暑くなってきた、とか言って登る佐和山の獣道(もういい)。
殆ど皆無な標札も本丸付近になるとようやくその姿を見せます。って獣道ばっかりなんだから標札とか看板とかないと本当に迷いかねないですよ、あれ。ひこにゃんもいいけど佐和山もお願いします、彦根市様m(__)m
山頂に到着。今まで鬱蒼と木々が茂っていたのと反し、流石本丸跡地。拓けた場所でした。桜とおぼしき葉の落ちた木が並び、春になったら花見とか出来るのだろうか…と落葉の絨毯を踏み締め、足を運んでいると。
……ん?
なんか…気のせい…?
一昨年ぐらいに話題になった某万博のキャラクターの木の板を裏に、『佐和山233m』って書かれたお手製の小さな看板が木に掛かっていました…。やはり気のせいではなかったか。
いえ、ある史跡巡りの素敵サイト様で佐和山の看板が真っ二つになっていたという風に書かれていたのを見たことがあり、まだそれがあるかなと思っていたのですが…もしやこれはその代用品ですか? 日付が2006年の6月って妙に新しいし。一通り騒いだ後、友人に「これ絶対書いときな」と言われたので今の文に至ります。

山頂には本当に城跡だと示す物が何もありませんでした。唯一あったのは山頂途中の石垣の名残である大きな石二つ。彦根城と差があり過ぎます(涙)
看板もありましたが、日記で掲載したような『武士の夢、佐和山城』なんて切なくなるものと佐和山の地図みたいなもののみ。あと、小さな仏像…(お地蔵様だったかな、違うかな)もありました。
山頂には地元の方らしき男性が一人と自分達二人だけ。彦根城が見える風景を前にベンチに座って菓子休憩しました。
「彦根城がな―いろいろ持って行ったから」
「あーひこにゃんが」
「そうそう」
正確には井伊家が、なのですが友人の中(自分もか)では井伊家=ひこにゃんなので否定もしない。
菓子休憩を終え、昼食時なので空腹を覚えた為、下山します(実は順路逆)やはり帰りも急な斜面が続き、「鞍馬より急やな(※昨年の夏に鞍馬山から貴船越えしました)」
「整備してないからなあ」
なんて会話の間にもやはりお供え物らしき物を発見。
下りると墓が並ぶ所へ。本当はここから入るのでしょうが、なんか最後でよかったとも思う古い墓の量。天保時代の墓石もありました。墓を過ぎて寺の境内を出ると、電車内でよく見掛けたお寺の入口に。やっぱり逆から来てたのか、と思っていたら三成の銅像が。
流石、石田三成の菩提寺と銘打っているだけあります。

その後は歩いて駅前付近、彦根城付近にまで戻り、ひこにゃんグッズを買ってから昼ご飯。

そうそう『ひこねのよいにゃんこのはなし』ってご存知でしょうか。彦根市内で販売されているひこにゃんの絵本です。それを先日、自分の地元のアルプラで見ました。
ひこねのよいにゃんこ。
よろしければお手にとってみて下さいませ。


佐和山…行ってみて本気で思ったのは彦根城との差です。本当に何もないよ…。
ちょっと切なくなるくらいでした。
やはり所詮徳川の世の名残なのでしょうか…。


念願の佐和山も行きましたし、今度は石田町に行きたいものです。


ではここまで長々とありがとうございました。

 




2007.1.29

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プロフィール
翔さんのプロフィール
誕生日 11月16日
地 域 滋賀県
職 業 夢追人
血液型 O型
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