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はっ!愚痴で終わらせちゃいかん

今年も終わりますな。今日は年越しそばならぬ年越しうどんを食べようと思います。

皆様今年はいかがな年でしたでしょうか。
ふたげむは・・・けっこうハードに一年を過ごしたような気がします。来年もハードになりそうです。
アミノ酸がっつり取って頑張ります。

今年自分頑張ったなーって思うのは肉を食べれるようになったこと(笑)
あとやたら掃除してた。

部屋が別人のようだ←部屋が別人っておかしいか?

いい思い出もよくない思い出もありんすな。いい思い出だけ取り出して磨いて来年の活力にいたしたいと思わなくも思う。

来年の豊富は・・・とりあえず健康一番。そこを気に掛けつつ、職人として腕を磨いていきたいと思います。一人前になれるかな?

三十路万歳!(笑)

皆様の一年がよりよい一年でありますように。
ついでに私の一年もよりよい一年でありますように。



勤勉に誠実に過ごせますように。

と、今年最後のご挨拶でした!
来年もどうぞよろしくお願いいたします!

よいお年を!

ふたげむ

なんだか追記が二つありましたね

申し訳ありません。どっちも同じ内容です。ただ今削除いたしましたので、?と思われた方申し訳ありませんでした。
深い意味はなくただのミスです。

さてさて。クリスマスから放置してしまいましたが、けっこうしんどい数日でした。二日連続告知説明を受けましてね。うん。前も書いたかもだけど親が治療できない状態でして。三ヵ月もないかもって言われたんですね。しかも自宅介護の話が出ていて。うん。私はまだ厳しい状況下から抜け出せないんだね。何よりそういう話を聞きながら、疲労感は感じても悲しいとか動揺とかそういうのがないのがダメージみたいな。なんだろうね。今もさ、私は毎日親のとこ行って生活介助して買い出ししてもちろん仕事もして主治医の説明も全部一人で聞いていた。でももう一人でできる範囲じゃなくなっているから無理矢理兄をひっぱりだしてきた。主治医の説明も聞かせた。兄は嘘を吐いた。十日に一度会ってますと。違うよね。十日前に一度会ってますだよね。でも親は兄に会えるほうが嬉しそう。喜んでる。表情が生き生きしてる。自分の駐車場代を払ったってだけであの子は黙って何でもやる子だから。って感激してる。
やるせないなあと。
確かに私は何もできないけどさ。役にも立たないだろうけどさ。
私のこと嫌いなら、来なくていいって言ってよ。そのほうが楽だよ。私だって苦しいよ。ほんとはきついよ。逃げたいよ。でも現実許されないじゃない。矢面に立たされてさ。家に帰っても親戚の相手だよ。いつ休むの。簡単に休みなさいとか言わないでよ。何で怒られなきゃいけないの。それって私が悪いの?
こんなこと誰かに相談できるわけないじゃん。
むしろ今の私一人だよ。みんな口をそろえてお前に任せるだよ。動揺でまともに話もできない人ばかりだよ。そこで逃げちゃうんだよ。逃げ道が私になってるんだよ。この子がいるから大丈夫って。

だったら教えてほしいんだけど。

私が一人で抱えてもしパンクしたら、今の現状誰が代わりに背負ってくれるの?背負えるの?

ちょっと、落ち着いて考えてほしい。

考えられないんだったら、せめて口を挟まないで。へたな慰めなんて求めてない。いらない。
何が欲しいのかもわかんないけど。







と考えて眠れなくなるどつぼ。
きついっすね。
心頭滅却!

追記

皆様、メリークリスマス!シングルベルでカラスが鳴きます!
長くなりましたねー。とっても。削るのドヘタなんです。済みません。
空き時間にポチポチし続けこんなことに(笑)
少しでも楽しんで頂けたら幸いです。
シリアスって美味しいの?←

皆様のクリスマスが素敵な一日でありますように!



ふたげむはケーキとワインを買って参りました。
年下男子にメールしてみようかなあとせこい事を考えております。

では皆様よいクリスマスを!

クリスマス妄想私小説(最終話)

心地のよい目覚めだった。部屋は暗い。この季節なら当たり前、と思いかけて慌てて体を起こした。今日は広瀬に付き合う約束をしている。とっくに夕方だ。確認した時計も、すでにいつも出勤する時間を指している。隣に視線を向けると、穏やかな瞳と目が合った。「済みません・・・。」
「いいね。リコの寝顔見ながら一日が暮れるって。平穏そのもの」怒りもせず笑っている。それでも焦った気持ちはまだ駆け足状態だ。そんな気持ちを見透かしているのか、広瀬は私の腕を捕まえて横たえさせる。素直に、暖かい腕の中は心地いい。
「リコの寝顔見ながら決心した」「何を?」
「ヨボヨボの爺さんになっても、今日みたいにお前の寝顔見ながら、穏やかに時間を過ごそうって」「プロポーズみたいになってますよ?」
「プロポーズだよ。」
「会って二日で?」
「一目惚れで体の相性もすこぶるいい。酒も飲める間柄なんて神様が手放すなって言ってるんだよ」そのために昨日死ぬ気で我慢したんだし、と広瀬が満面の笑みを見せる。しようと思って我慢できるところに、妙に感心した。
「一服して考えます」
速答できない辺りがヤバい。苦し紛れの言い訳に、俺も、と広瀬も体を起こす。私は蛍族だ。この男はわかっているだろうか。そんなことをぼんやり考えながら服を着てガウンを羽織り、ベランダに向かう。広瀬もおとなしく着いてくる。窓を開けて息を飲んだ。一面の銀世界に、車の音も深々と吸い込まれていく。



火曜日の粉雪



「しっかり捕まえてくれないと、どっかに逃げちゃいますからね」「一分おきに携帯鳴らすか」
吐息は白い煙とともに空に消えていく。それはそれで逃げそうだ。何をやってるんだろう。人生を決める一大事なのに。
「リコの隣なら、煙草もまた格別だ」
隣で暢気に笑う男に気が付いた。ああそうか。私はとっくに、この男の腕の中を選んでいた。静かに降り積もる粉雪のように、深々と胸に積もるのは、広瀬への、確かな愛情だった。

クリスマス妄想私小説(第二話)

「いきなりで悪いけど。ケーキ食おう」
「は?」
「腐っちまう」
こいつは真性の馬鹿か。女の部屋に来て、性的なことを微塵も感じないのか。
「皿とフォーク用意して。切り分けなきゃ嫌ならナイフも」
馬鹿らしくなってきた。まあいい。たまにはこんなイブもありかもしれない。例年のように後腐れのない男を漁るより、健康的とも言える。体を持て余すほど子供でもない。結局皿とフォークを用意して、勝手にソファで寛いでいる男の向かい側に戻った。
「歌う?」
「お一人でどうぞ」
ささやかな仕返しだ。こちらも勝手にケーキにフォークを突き立てる。疲れた体は甘いものを欲していた。
「何か飲みますよね?」
「お茶でいいよ」
「カクテルとか」
「仕事の後に嫌だろ。それにこの時間忘れたくないし」
そんな言葉に一瞬でもときめく自分が恨めしい。お茶とは言われたが、前日から用意していたシャンパンを持って戻った。まさかこの男と飲むとは思わなかったが。まあ、そんなことを考えるのも今更かもしれない。
「どうぞ」
「ありがとう。さすがバーテン。いきなり来てまさかシャンパンが出てくるとは」
広瀬は妙に嬉しそうで、私はそれを見ながらケーキを口に運んだ。「ジングルベールジングルベル」いきなり歌いだすから笑わされる。これはこれで楽しいかもしれない。しかも途中から歌詞が曖昧だ。間抜けにも程がある。この男と飲む酒は楽しいと、師匠以外で初めて思った。
「あー。さすがに回ってきた。連日早朝出勤の悲しい二十五歳」
「明日は?」
「奇跡の昼出勤で舞い上がったところを夜勤で奈落の底に突き落とす惨さ」
私なんて五時出勤の朝五時までという女ならありえない勤務なのに。それは言わずベッドを指差す。「いつでもどうぞ。干したばかりで寝心地はいいですから」
「リコの匂い、しないの?」
「変態。とっとと寝てください」「リコって優しいけど毒舌でしょ、実は」
「お・や・す・み・な・さ・い」「セミダブルの隣がスースーする。いつもシングルだから」
「添い寝なんてしない主義だけど・・・」
たまにはいいか。そんなことを思って腰をあげる。広瀬はあからさまに嬉しそうだった。本当にありえない。女の部屋に来て、ケーキを食べて、添い寝を求めて安らかに眠れてしまう男。ゲイか。心の中で突っ込んで、いつもより狭いベッドで、男の体温を感じながら眠る。それはそれで悪くないなんて。死んでもこの男には言ってやらない。朝の空気の中で決意した。









二十五日火曜日。午前一時に広瀬が店に来た。今日は一人だ。私の真前に座って、にこにことジンフィズを頼む。通なんだか素人なんだかわからない。師匠に許可をもらってミルクを垂らした。クリスマスなら、こんな演出もあっていいだろう。それでもあえて相手をすることもなく、ごゆっくりと告げてノルマをこなす。閉店間際まで言葉を交わすことはなかった。「凍死させるなよ?」
帰りぎわの言葉に師匠がニヤリとするのから視線を逸らし、早々に洗い物に手を付ける。誤解しないで欲しい。広瀬とは何もない。そりゃまあ、悪い気はしないけど。「凍死させないうちに行きなさい。水曜は定休だし、ごゆっくり」「そんなんじゃないです」
「凍死させるなよ?だって。見た目どおり男らしい。逃がす手はないわね。しっかり捕まえなさい」「・・・お疲れさまでした」
「ああ、待って」
呼び止める師匠の手に黒い布。何かと思って広げたら、真新しいギャルソンエプロンだった。
「メリークリスマス」
思わず涙ぐみそうになる。一人前と認められた。それが約束だったから。一人前になったらもらう約束だった。
「早く行きなさい」
「はい!」
目頭が熱い。伝えたいと思った。この気持ちを。この遣り甲斐を。着替えて裏口から飛び出す。表に回れば、大きな体を丸めて凍えた男がいた。
「暖めて。凍える」
開口一番にねだった広瀬は、それでも私の表情に気付いて首を傾げる。そっと頬に添えられた手は、申告どおりとても冷たかった。
「んー。嬉し泣き?」
少し考えて口を開く。普通なら嫌なことでもあった?なんて言いそうだけど。二人の息は白く空に上っていく。
「人生最良の日です」
お裾分けしたいなんて。私は今、相当舞い上がっている。
「あのさ。明日休みなんだけど」「私も明日は定休です」
「付き合って欲しいんだ」
「いいですよ。じゃ、私の家ですね」
「積極的」
「長所です」
昨日のデジャビュのように広瀬と歩く。短い道程、広瀬は何も言わず手を握り締めてきた。冷たい手が、逆に体を火照らせる。ドアの鍵を開け、玄関に入り、唇が合わさったのは自然なことだった。もつれるようにベッドに倒れ、互いの体を温め合う。言葉は何もなく、体は雄弁に語る。寒いはずなのに、熱い。ドロドロになりそうだ。朝日が差し込む部屋で、充足感に打ち震えた。
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