読みながら自分の今〜現状みたいだ。浮気はしないが、辛さはそのとおり。
話題:ひとりごと
仮面夫婦を両親に持つ子供の声
まずは、仮面夫婦を両親に持つ、または持っていた子供達の声を聞いてみることにしましょう。
無意識にぶつけられ続けたストレスの矛先
母は父に妻としての存在を全否定される怒りを、幼い私に全てぶつけてきました。
常にヒステリックな母の怒声に怯える日々。
それは今も続き、年老いた母は老いを武器にして子供は何でも知っている
うちの両親もケンカなんてしょっちゅうで、子どもが寝静まった夜中にケンカを始めるのですが、そんなの丸聞こえで…。
その度に布団にもぐって声が聞こえないように耳を塞ぎ子どもながらにとても悲しい思いをしてきました。
そのうち、父親の海外赴任が決まり、父と母が顔を合わせることも半年に一度ほどになったので『これでケンカを聞くこともなくなる』とホッとしたのも束の間。
母が浮気をしていることを知ったのです。
母は私が知っていることを知らないと思いますが、私は耐えられず家を出ました。
成人しても実家に帰りたくない
父と母が仲良く話をしている姿は、一度だけしか見たことありません。
離婚すればよいのに、母は、
「近所の目が」
「子供達の為に我慢する」などど言い、離婚しませんでした。
家の中は秘密が多く、思春期には、自分の存在価値にも悩み・・・
私たち3人姉妹は、一刻も早くこの家から出て行きたい、とばかり考えていました。
結局、みな高校を出てからは、遠い県外に出て、ほぼ実家には帰っていません。
子供は感じとる両親の仮面
子供の為に離婚しない。
我慢してこの家にいてやってる。我慢してこの家にいてやってる。
養ってやってる。
両親からは常にこんなオーラが出ていました。
学生だった私達兄弟は、常に家庭内の空気を読み、発言には細心の注意を払い、いい子にしているしかありませんでした。
同じ家に住みながら必要事項以外一切口をきかない、目も合わせない両親に育てられた子供の気持ちがわかりますか?
うちの家族には感謝の言葉や笑顔、いたわり、思いやりといったものは一切存在しませんでした。
子供は両親の仮面を感じ取ります。
子供からしたら、私のために離婚しなかったというのも辛い。
いつも離婚の話になると
『子どもはどうするんだ』
っていう話になっていた両親ですが、私はその話を聞く度に、
『お願いだから離婚して』
と思っていました。
本当に不仲の両親を見ることほど子どもにとってツライことはないと思います。
仮面をかぶり続けた幼い頃の私
私も不仲の両親の下で育ちました。
子供はするどいので、誰に言われなくても両親の不仲を感じ取ります。ましてや、子供のために耐えている…なんて知ってしまったら、ひどく傷つきます。
ピリピリした両親に挟まれて食卓を囲み、
互いに口をききたくないから…と伝言係と化した学生時代の私。
今思い出しても胃がキリキリとしてきます。
と、これが仮面夫婦の両親を持っていた子供達の本音です。
あなたが思っていた子供の気持ちと同じでしたでしょうか?
ただ、仮面夫婦を両親に持っていた子供の中で、すこし違った意見を言っている人もいました。
その人の声にも少し耳を傾けてみましょう。