蝶に…

我が家で飼いはじめた一匹のアオムシ、デッカチビ。
今朝見たら、淡〜い黄色の羽が見えてました
そこに、黒い点の模様が二つ。
これはモンキチョウ…
でも、デッカチビが食べてたのは大根の葉だし…明日には蝶になる姿が見られるかな?と、ケースを窓際の明るい場所に置いて息子と出かけました。

そして、昼過ぎに帰宅してみると…

なんと既に蝶の姿に

息子もびっくりして興奮状態(笑)
「蝶になったぁ
でもまだ出たばかりで、飛んではいない様子。
写真でわかるでしょうか。蝶の足元にあるのがサナギの殻です。
興奮して見ていると、パタパタッと狭いケース内で飛びました
デッカチビ、初の舞
どうやらデッカチビはモンシロチョウだったようです。

「飛んだよ

でも狭いケースの中では可哀相なので、外に出してあげる事にしました。
玄関で靴を履きながら、私も息子もテンション

そして息子がフタにしていたラップを外すと、蝶となったデッカチビは宙を舞いました

でもまだ蝶になりたてのデッカチビ。
すぐに遠くへは行かず、数メートル飛んでは羽を休めていました。
飛んだ時に「デッカチビ、バイバ〜イ」二人で手を降りました。
「バイバ〜イ…
興奮していた息子の声が、突然涙声になりました。
見ると、息子の目にはたくさんの涙が溜まっていました。

「どうしたの、寂しいの?」
私が聞くと、「そうだよう、寂しいんだよう」と息子は泣きました。
「そっかぁ。そうだね、お母さんも寂しいよ。でも、デッカチビは狭いケースにいるよりお花を探しに自由に飛べた方がいいんだよ。デッカチビもきっと、あなたに育てて貰えて幸せだったと思うよ」となだめました。

ほんの10日程度の飼育?だったし、アオムシやサナギを見ていた息子は結構タンパクだったけど、やっぱり離れるのは寂しいんだなぁ
なだめながら、私もウルッと来ちゃったけど他の遊びをして気持ちを切り替えました。
息子には、今日の気持ちを大事にしてほしいなぁ。

デッカチビ。
君はもうチビじゃないね。
立派な蝶になって、自分でお花を探しに行けるんだもんね。
寒い季節だけど、素敵な花に逢えるといいね。
元気でね。