続き。あのことがあって1日中あまりかずのことは考えないようにしていた。もう細くてがっちりしている体にも触れることはないのかと考えると、とても寂しくなるから。金曜日の夕方仕事で遠出して帰りに電車の中でぼんやり外を眺めていた。私は電車から外を眺めることが大好きで、ぼーっとしてとりとめのないことを考えると頭がすっきりする。そしてその時もぼーっとしてたら、自然とやっぱり彼氏が好きだと思った。単純にただ好きだなと。彼の性格とか将来とか不安とかそんなものは全て切り捨てて考えると私は彼が好き。多分彼も私が好き。両想いなのにどうして別れるんだろうと思った。不自然だと思った。そう思うといてもたってもいられなくてやっぱりまだ付き合いたいと連絡をとった。そしたら一度話し合おうと言われる。
土曜の夜に彼氏が家に来る。そっけない態度をしてたら、向こうから責められてセックスを許してしまう。そのまま就寝。次の日は一緒にカレーを作って食べて、もう一度セックス。それから一緒に昼寝して起きて、やっと今後の話しをした。結局このまま付き合うことになった。これからどうなるか分からないけど幸せな週末だった。おちゃらけた彼氏。私が行くところ行くところについてくる彼氏。手押し相撲したりプロレスごっこしたりマッサージと称して強く指圧してきたりしていじめてくる。痛がってる私を面白がる。私が反撃してひどい最低!って強めに彼氏に言うと、彼氏の顔がにやけているのを新発見。こいつはSと見せかけてMなんじゃないかと思う。
キスしたがる彼氏。うさこちゃんとあだ名で呼ぶ彼氏。久々に彼から愛される実感を得られた。今のところこのままうまくいくんじゃないのかなと思う。だってこんなに幸せなんだもの。過去のことは水に流そうと思った。彼の悪いところにばかり目を向けたくない。そして私も彼に依存しすぎないように。彼に期待しないように。変わりたい。