蟹の品種も様々ですが、通好みの蟹の一つとして花咲蟹があります。
皆さんはご存知でしょうか。
花咲蟹はコンブガニとも呼ばれており、全国の中でも北海道の東部、根室や釧路でのみ獲れる珍しい蟹であり、味に粗野なところがなく、上品で繊細な味わいが楽しめます。
花咲蟹の肉は太いですが、意外なほどの柔らかさもあり、身のボリュームも多い、大型の蟹です。
花咲蟹が最も美味しい時期は、夏から秋にかけてといわれ、7〜9月頃の限られた漁期にしか水揚げされない貴重な蟹です。
お歳暮にかにを贈る方もいらっしゃるでしょうが、お店には内緒の注意点があります。
それはただ一つ、贈るかにを決める際、自分でかにを選ぶ手間を惜しまないことです。
どれを選んで良いかわからないからでしょうが、向こうがプロだからと安易に任せてしまうと、店が早く処分したい品を選ぶかもしれません。
お歳暮のかにには特に念を入れて、十分信頼できるお店を選んでください。
皆さん大好きな蟹。
蟹といえば、定番である脚の身はもちろんのこと、蟹ミソこそが蟹の醍醐味という人も多いでしょう。
「蟹ミソ党」の人にお勧めしたい蟹というのも好みに応じて様々ですが、蟹の中でも毛ガニが一番のオススメです。
新鮮であればあるほど、蟹ミソも甘くねっとりしていて、蟹ミソ嫌いの人でも気に入ってしまうほどです。
蟹ミソだけでもおいしいですが、ほぐした脚肉とあえるとまた絶品です。
お酒好きの人には一度試していただきたいです。
皆さん、おすすめのかにの食べ方があると思いますが、何といっても焼きがには最高ですよ。
殻付きのかになら、一番の調理法です。
おいしく焼くには、解凍に気をつけてください。
水分が逃げないよう、新聞紙などで殻ごとくるみ、自然解凍できれば最高です。
半日程度のゆっくりした解凍を目指しましょう。
半解凍状態で、殻をつけたまま焼いてください。
うま味を逃すことなく、しっとりした状態で味わえます。
完全に火を通す必要もないので、焼きすぎないようにしてください。
蟹の調理の仕方においては、蟹がどういう状態にあるかで気を付けるべきことがいくつかあります。
その注意点のうち特に大切なことと言えば、冷凍蟹を解凍するときどうやるかということです。
多数の人々が解凍の時間が勿体ないからと、水の中で蟹を溶かそうとして浸します。
そんなことをしてしまったら、蟹の良さである旨味が消えてしまうため冷蔵庫に入れて、時間をかけて解凍してください。