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幸せを越えて

(リブ千/ED後/甘)





リブと二人で過ごす休日は、彼のいれるお茶を飲んで、ゆっくり過ごすことが多い。


「はい、どうぞ」

「ありがとう、リブ」


特に、天気の良い日の野点はとても気持ちが良くて。
すっきりとした味わいのお茶を飲み、スゥっと大地の新鮮な空気を吸うと温かな気持ちになる。


「ふふ、幸せだなー」

「や、一ノ姫は随分と欲の無い」

「そうかな?」


今までの苦しい戦いを考えれば、平和だというだけで十分幸せだと思う。
きょとんと首を傾げて、二杯目のお茶をいれてくれるリブを見た。


「まだまだこれからですよ」

「あ、うん、そうだね。
中つ国も常世の国も復興がもっと進んだらもっと−」

「や、そうではなくてですね」


復興が進めば、民の生活も安定するだろう。
そう云いたかったのに、遮られてしまった。
リブは苦笑して、まいったなというように頭に手をやる。


「今は執務的なことはおいておきましょう」

「?」

「あなたと私の話です」

「リブと私…?」


まだ意図することの解らない私は、那岐達が云うように鈍いのかもしれない。
いつもの様に飄々とした口ぶりのリブだが、少し嬉々としていた。


「申し上げたでしょう?
愛情はすべてあなたに捧げると」

「ええっ」

「私の愛情はまだまだ捧げ足りていませんから」


すごい台詞をさらりと宣うと、リブはとてもさり気無い仕草で、黄金色の髪を一掬い取って口付ける。

結局私は、幸せという言葉を飲み込んで、真っ赤になることしかできなかった。


「や、気長にいきましょう。
一生分はありますから、もっと幸せにして差し上げたいのですよ」




END.




リブ好き過ぎます…っ!

何故ボイスないんだいっそ緑川さんでリブとかどうだろうとか考えてしまう自分いかんだろうってか追加ディスクとかでメインキャラにいれてくれないかな切実にマイナーとか言わせないだってあんなおもしろいの滅多にいないじゃんかああもうとにかくリブ大好きだ(悶々

無いなら創れ!ってことで、まだ手探り状態の偽リブ。
これからがむばる。

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