お気の向く侭

(突発的ロロルル。
ルルがデレてますw)





愛しいあの子に我儘を囁いてみる〜無理を言うなとキレ寸編〜

�D外出時は必ずふたり手錠の着用を求める





ある日、兄さんは僕に提案をした。


「がっ外出の時は必ずふたり手錠をしないか…？
そのっお前、すぐはぐれそうになるから…っ」


「うん、兄さん勿論だよ！

と云いたい所だけどそれは聞けないな」


部屋は静かで、兄さんの少し甘えた声音がよく響く。
僕は兄さんの為なら例えどんな無茶だって叶えてみせる、と喜んで頷きたかったけれど。


「なっ…、どうして？」

「だって手錠で繋がっていたら、いざって時に兄さんを護れないでしょ」


普段素直になってくれない兄さんが、甘えてくれるなんて滅多無い。
今だって羞恥に赤らめた顔を隠して、その様子が至極に可愛い。


「ロロ…」

「兄さんを愛しているから、護りたいんだ」


愛する人を護りたい。
例え、その人の想いを犠牲にしてでも。

そう云うと兄さんは残念そうに苦笑した。


「ずっと繋がってられるって喜ぶと思ったんだけどな…お前なら」

「嬉しいよ。
本当に嬉しい」


想いを込めて抱きしめれば、兄さんも腕を回してくれる。
本当に心臓が止まってしまいそうな程に嬉しい。幸せだ。


「もしは出かけるときは手を繋ごう。
ね、兄さん？」

「ああ、そうだな」


僕は鉄の鎖なんてなくても貴方の側から離れたりはしないよ。

貴方は僕の大切な人だから。





ごちそうさま〓



最後は甘く!!
ロロルルな感じで!!ぇ
しんねりルルに少し萌えた今日この頃。
ロロはルルの命令に対して絶対遵守では無いですよね。ルルの命令よりルル自身が大事なのでしょう。苦笑

お題はこちらよりお借り致しました。
夜風にまたがるニルバーナ

(突発的ルルとロロのギャグシリーズ
キャラ崩れ注意)





愛しいあの子に我儘を囁いてみる〜無理を言うなとキレ寸編〜


�C今この時よりここに住め





ある日、俺はロロに命令をした。


「 今 こ の 時 よ り 、 こ の 部 屋 に 住 め !!」


「えっ、兄さんいいの?!」


俺の部屋は静かで、ロロの嬉しそうな声音がよく響く。
ロロは俺の為なら例えどんな無茶だって叶えてみせる、と喜んで頷いた。


「じゃあ同じの机で一緒に勉強していいの？」

「ああ、勿論」

「同じベッドで一緒に寝てもいいの？」

「ああ」

「お風呂とかも…一緒がいいな」

「いいよ」


照れ臭そうに云うロロに、優しい笑みで頷いてみせる。


「兄さんっ、僕すごく嬉しいっ」


はにかむような笑顔は年相応で、幸せそうだ。
これでは命令と云うより甘やかし。
それでも喜ぶ弟を見ていたらどうでもよくなった。


＊＊＊


どうして俺はこんな命令をしたのだろう？


ベッドの中、ぴったりとくっついて眠るロロを尻目に些か疑問文が浮かんだ。

だが温かなぬくもりの前には、きっとそれもどうでもいいことなのだ。





mission complete〓



ロロたんを幸せにし隊!!
別にルルはギアスにかかってる訳では無い…と思う。爆

お題はこちらよりお借り致しました。
夜風にまたがるニルバーナ

(突発的ルルとロロのギャグシリーズ
キャラ崩れ注意)





愛しいあの子に我儘を囁いてみる〜無理を言うなとキレ寸編〜

�Bとにかく電波で感じ取れ





ある日、兄さんはまたまた僕に命令をした。


「 と に か く 電 波 で 俺 の 考 え て い る こ と を 感 じ と れ っ ! ! 」


「うん、兄さん勿論だよ！」


二人きりの我が家は静かで、兄さんの凛とした声音がよく響く。
僕は兄さんの為なら例えどんな無茶だって叶えてみせる、と喜んで頷いた。


「でも兄さん、それは命令しなくても叶えているよ」

「？」

「思い出してみてよ」



…回想１…

沙「ルルーシュ様、もうお戻りでしたか」

ル「いや、」

ロ「あっ、兄さん忘れ物だね。はい、携帯。ベッドの下に落っこちてたよ。今届けにに行こうと思ってたんだ」



…回想２…

Ｃ「どうした？食が進まないのか、ルルーシュ？」

ル「…」

ロ「C.Cはピザばかり食べ過ぎ！兄さんの胃がおかしくなったらどうするんだよ！
はいっ、兄さん。あっちにさっぱりした和食を用意しておいたよ」



…回想３…

ル「…」

ロ「兄さん？
マントの皺が気になるの？なら僕がちゃんとアイロンかけておくから」

ル「ああ、すまない。ロロ」

ロ「大丈夫だよ、ちゃんとマスクも磨いておくね」



回想終了。

日常生活を振り返った兄さんは、戸惑いの視線を僕に向けた。


「何故お前はそんなに俺の考えていることがわかるんだ？」

「ふふ、だって兄さんのことだもの」


僕は得意になった。

いつも見ているんだ、世界にたった一人の大切な人。
貴方の為になにかしたくていつも必死なんだ。


「兄さん、僕が役に立つと褒めてくれるでしょ？」

「あ、ああ…」

「あれがすごく好きなんだ」


優しい声でよくやったなと云って、頭をポンポンと撫でてくれる。
あれがすごく好きなんだ。


「だから僕は兄さんの役に立つ為に、なんだって感じとってみせるよ」


そう打ち明けると、慕われることに馴れない兄さんは困ったように笑った。




mission complete!!



兄さんはツンデレ。
ロロたんはヤンデレ。
新妻のごとく兄さんの世話やいてればいいよw
…やっぱり私はロロたんを誤解(ry

お題はこちらよりお借り致しました。
夜風にまたがるニルバーナ

(突発的ルルとロロのギャグシリーズ
キャラ崩れ注意)





愛しいあの子に我儘を囁いてみる〜無理を言うなとキレ寸編〜

�A視界は常におれにしろ





ある日、兄さんはまた僕に命令をした。


「 視 界 は 常 に 俺 に し ろ っ !!」


「うん、兄さん勿論だよ！」


戦場は静かで、兄さんの凛とした声音がよく響く。
僕は兄さんの為なら例えどんな無茶だって叶えてみせる、と喜んで頷いた。


「なんだ？
嬉しそうにだな」

「だって視界の中に常に兄さんがいるってことは、常に側にいられるってことだから」

「まぁ…そうなるな」


僕は少し戸惑う兄さんすらもじっと見詰めた。
兄さんしか見なくていいなんてなんて幸せな事だろう。


ど っ か ー ん


「っ!!
ロロ、敵襲だっ」

「え、でも僕は今、兄さんから目が離せないから…」


「その命令はもういい!!
敵を視界に入れるんだっ!!」


僕は時々云われる。

お前は極端過ぎる、と。

それでも僕は兄さんの命令ならなんでも叶えてあげたいんだ。





mission complete!?



兄さんの命令を素直に聞いちゃうロロたん。
例え後ろから撃たれようと見詰め続けたり。
…私はロロたんを大きく誤解して(ry

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(突発的ルルとロロのギャグシリーズ
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愛しいあの子に我儘を囁いてみる〜無理を言うなとキレ寸編〜

�@光の早さで会いに来い






ある日、兄さんは僕に命令をした。


「 俺 が 呼 ん だ ら 、 光 の 速 さ で 助 け に 来 い っ !!」


「うん、兄さん勿論だよ！」


放課後の学校は静かで、兄さんの凛とした声音がよく響く。
僕は兄さんの為なら例えどんな無茶だって叶えてみせる、と喜んで頷いた。


「そうか…では(少し強引だが)早速予行演習だ」

「わかった。
じゃあ僕はそこの陰にいるから、呼んでみて」

「ああ」


僕は少し歩いて教室の陰に隠れて呼ばれるのを待つことにした。
しかし僕が居ない隙を狙って、またあの女が兄さんを問い詰めに来てしまった(たぶんキスの件で。笑)


「ルル！こんなところにいた!!」

「シャ…シャーリー違うんだ、あれは」

「なーにっ？今日こそはっきりさせてもらいますからね！」

「だから、その…

（くそっいい言い訳が思い付かん！）


ロ ロ ォ ッ ! ! 」


呼ばれずとも助けに行くつもりでもう既にニ歩も足を踏み出していたが、まぁそれは置いといて。


僕 の 出 番 だ 。←


すぐさまギアスを使い二人の時間を止める。

それから彼女に追い詰められたまま時間の止まってしまっている兄さんを引きずって、近くの空き教室に隠れた。


「っ！あれ、ルル？」


時間を進めれば、目の前にいた筈の兄さんが忽然と姿を消し、シャーリーさんはきょとんとしている。

僕はひっそりと思う。
兄さんは僕のだ、誰にも渡さない、と。


「兄さん、危ないところだったね」

「ああ、助かったよ。ロロ」

「ね？

僕は光の速さすらも止めて、兄さんの元に駆け付けるよ」


兄さんが僕に微笑んでくれる。

僕はそれが堪らなく嬉しくて、笑った。





mission complete!!




ギアスの効く範囲内なら光速なんてなんのその。
範囲外ならヴィンセントで猛ダッシュ。
…もしかしたら私はロロたんを大きく誤解しているかもしれない。爆
でもどうしてもアニメ観たら書きたくなったんだ、ロロたんの笑顔を!!

お題はこちらよりお借り致しました。
夜風にまたがるニルバーナ