(突発的ロロルル。
ルルがデレてますw)





愛しいあの子に我儘を囁いてみる〜無理を言うなとキレ寸編〜

D外出時は必ずふたり手錠の着用を求める





ある日、兄さんは僕に提案をした。


「がっ外出の時は必ずふたり手錠をしないか…?
そのっお前、すぐはぐれそうになるから…っ」


「うん、兄さん勿論だよ!

と云いたい所だけどそれは聞けないな」


部屋は静かで、兄さんの少し甘えた声音がよく響く。
僕は兄さんの為なら例えどんな無茶だって叶えてみせる、と喜んで頷きたかったけれど。


「なっ…、どうして?」

「だって手錠で繋がっていたら、いざって時に兄さんを護れないでしょ」


普段素直になってくれない兄さんが、甘えてくれるなんて滅多無い。
今だって羞恥に赤らめた顔を隠して、その様子が至極に可愛い。


「ロロ…」

「兄さんを愛しているから、護りたいんだ」


愛する人を護りたい。
例え、その人の想いを犠牲にしてでも。

そう云うと兄さんは残念そうに苦笑した。


「ずっと繋がってられるって喜ぶと思ったんだけどな…お前なら」

「嬉しいよ。
本当に嬉しい」


想いを込めて抱きしめれば、兄さんも腕を回してくれる。
本当に心臓が止まってしまいそうな程に嬉しい。幸せだ。


「もしは出かけるときは手を繋ごう。
ね、兄さん?」

「ああ、そうだな」


僕は鉄の鎖なんてなくても貴方の側から離れたりはしないよ。

貴方は僕の大切な人だから。





ごちそうさま〓



最後は甘く!!
ロロルルな感じで!!ぇ
しんねりルルに少し萌えた今日この頃。
ロロはルルの命令に対して絶対遵守では無いですよね。ルルの命令よりルル自身が大事なのでしょう。苦笑

お題はこちらよりお借り致しました。
夜風にまたがるニルバーナ