undertale8周年であるのを差し置いて、我ながらふとプレイしたくなってマザー2改めて始めたんですが、色々知識がついた現在「ストーリーこんなんやったんや…」となって勢いそのままに思った事諸々まとめてみたり。
一応考察と言えば考察なのだけど(いつもの事ながら)独断と偏見が入っていたり、言うなれば現実的な話にも結び付けてたりと、流石に別の意味で人選ぶんじゃね?的な自覚はあったりするので、それでも宜しければ追記より先どぞー。
タイトルにもある通り、正直マザー2プレイするのGBA版であるマザー1+2以来だからだいぶ思い出補正あるかなと思いながら、この記事投稿されている現在グレードフルデッドの谷なのだが、身も蓋もない言い方、2のストーリーってこんなに異様だったっけ?という、妙な感覚がずっとついて回るという。
そもそも当時は「システム的にそういうものなんだろう」で終わらせていたけれど、どう高く見積もっても小学校低学年程度の妹がアルバイトをしているというのは現実に近しい世界観である事に輪を掛けてやはり違和感でしかないのでは?とこの歳になったからこそ改めて思う訳で。
殊更昨今は特にその傾向は著しい為何とも言えないが、主人公含め仲間達も小学校高学年程度だし多少は…と思う一方、トレーシーの事だけじゃない、この兄妹に対して妙な違和感も覚える訳で。
言うなれば、本来なら+10歳くらい全員年齢を重ねた上での話なのでは?と個人的に思う所でありまして。
そう考えたらトレーシーがあんなにフランクに「アルバイト始めたんだ」っていう理由もつくし、いくら行動力があるとは言え、関わる大人のほぼ全員が未成熟な子供達だけで旅をし、戦っている姿をただ応援という形にはならないのでは?というのが思う所だったり。
勿論「夢のない事言ってんなー」っていうのはありありと自覚しているものの、正直小学生に背負わせるには重たすぎる事をさせた事にしたくないという老婆心がそういう考えにしているのかもしれん。
反面、ネスを始めとした彼らが本当に子供であったとしても、それはそれで別の問題がある訳で。
まぁ言わずもがな、作中に登場する大人、特に権力持ちにロクなのがいないっていう。逆にフランク様やトンヌラさん、トンブラの面々という、一部界隈ではカリスマ的存在な"はみ出し者"の方が協力的で良心的であるという図式がそこにある訳で。
そこはね、最悪もしかしたら一種の政治的批判な可能性もあるのかもしれないけど、それを差し引いても、作中で見る限り良心的な行いから来る行動が多い筈のネス達も、人によっては"はみ出し者の集団"に見えてしまうのだろうなとも思ってしまったりね。
皮肉にも仲間意識の強い"はみ出し者"らと違って、それ以外の人間は「自分にとって得か否か」という損得感情が一番に来てしまうから、リアルの世界でも本当の意味での仲間意識を築きづらい傾向にあるらしいやね。
そういう意味でも人間関係のリアルさを描いたんだなと思う一方、至って善良で自分が正しいと思う事に全力投球してきたネスではあるものの、場合によってはその善意を平気でなじられたりした訳だが、果たして変わらずに居続けられたものなんだろうか?
本当に変わらずにいられたのだとしたら、それこそネスは生粋の「Pollyanna(楽天家)」で間違いないのだろうけど、それはそれで勝手なイメージの押し付けになってしまうんじゃなかろうか…と思ってしまう今日この頃。
2023-9-19 23:42