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プラスワン。

人生の転機に幸福を。

僕は僕のまま、プラスワン。
すべてを手に入れるのは不可能だと。それでもプラスワンを失ったらゼロになってしまう気がするのはどうしてなんだろうなあ。

強欲なままでは生きて
いけない?

遠くにあると思っていたものは思いの外近くにあるものだ。知ったときには遅いのだと思っていたものは、もしかしたらずっと自分の横にあるものかもしれない。

こころの中で小さく宿るもの。市松模様に溶かしてきた愛は塵になって僕を守ってくれていて、哀しみ連れたままではほんとうが手に入らないと嘆いた。手が届く場所に全てがありますようにと願って何年が経つだろう。最初の頃に願ったそれは、叶っている気がした。

それでも物足りないと感じるのは、見失ったからなのか、手に入れてしまったからなのか。


マーブル色の退屈は射殺済みだ。


プラスワン、はひとつだけ?

「わかんない。」

添加物だらけの愛情を頬張る。いつか、腹の中を食い破って食べ尽くしてしまうんだろう。綺麗事をショーケースに並べて眺めては、叩き割って泣くような、そんな面倒なことを繰り返しながら生きているのだろうけど、疲れては立ち止まって、膝を抱えて蹲る。傍観者。自分を見つめて嘲って。

自分の見ている世界も、自分の居る世界も、錯覚ではないと言い切れるわけもなく、自分を捕まえていられる人間がどれほど居るものか。

疲れたんだろう、もういいよ、おやすみ。

そう言われて眠りにつける人間がどれほど居るものか。

無理してる自分が好きなんだろう?
可哀想な自分が好きなんだろう?

卑怯だよ。強欲で、醜悪で、目も当てられない。
そんな自分が嫌いではないから手がつけられない。

綺麗なものな訳ないんだ、いろんなこと咀嚼して嚥下して立ってるんだから。


沈んでいく。暗い底で、見えるものは夢のなかと変わらない。
足元から腐ってゆくのを止められない。
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