皆さんは中華料理と言えば何を思い浮かべますか。
いろいろな中華がある中で高級料理の一つとして多くの人に知られているのが上海蟹ですが、そもそも上海蟹とは、どういった蟹を言うのかと言うと中国で獲れる淡水蟹の中でも、揚子江の下流の方で獲られたものの名称です。
また、甲羅が手のひらより一回りほど小ぶりではありますが、通年売られていますので、どの時期に行ったとしても食すことはできますが、メスはお腹にたくさんの卵を内包した状態にある10月ごろと、上海蟹のオスの白子のねっとり感が最高においしくいただける時期が11月辺りで、最高においしい一品として重宝されています。
夕食のテーブルにかにがあるだけでパーティー気分になれた経験はたいていの方がお持ちでしょう。
まるまる一匹のかににお目にかかったなら、家族全員の笑顔が見られたでしょうね。
大概の地域のスーパーでは一匹丸ごとのかにはそうそう売っていません。
少し時間をかけて、産地直送の通販でかにを買うと安い、新鮮、規格を選べるという利点があるので、きっと家族みんなの笑顔を見られるでしょう。
活蟹をさばくのにはコツがいります。
以下の点に気をつけてください。
甲羅側が下、お腹側が上になるように蟹を置きます。
そしてまず、蟹のふんどしを外します。
これは蟹のお腹にある三角形の部分で、指で押すと柔らかいのがわかります。
次に、包丁を使い、蟹のお腹を真っ二つに割ります。
腹の切れ目を支点に、手で折り曲げるように足を胴体から外します。
ここで忘れず、エラや薄皮を指で外しておいてください。
これらは食べられません。
蟹の醍醐味である蟹みそは、甲羅の内側に入れておくといいです。
ここまできたら、あとは脚の関節を包丁またはハサミで切り離して、食べるときに身を出しやすいように、表面に切れ目を入れておくという手順です。
慣れれば早くさばけるようになりますよ。
かに食べ放題について、その味を聞いてみると色々な方が色々な意見をお持ちのようです。
かにの産地ならどこのお店でもおいしいのかもしれませんが、数は多くありませんが、専門店の食べ放題は安っぽいかにではないようです。
かに「も」食べ放題できるというお店ではかにの味は専門店に及ばないという意見が圧倒的です。
専門店では食べ放題でもいいかにを出しているところが多いので、お近くにあれば、一度足を運んでください。
蟹の魅力を最も味わい尽くせる食べ方は、素材の旨みが味わえる「塩ゆで」、そして冬に嬉しい「蟹鍋」の二つです。
他の調理法も捨てがたいですが、やはりこの二つが群を抜いています。
蟹を味わうには生の方がいいという方もいますが、刺身や蟹しゃぶは漁獲地のお店で出される場合など、きわめて新鮮でないと美味しくありません。
蟹の食べ方として塩茹でや鍋が良いと言われる理由がそれです。
それならそこまで新鮮ではない蟹でも美味しく頂くことができます。
この食べ方なら、もし味に物足りなさを感じたとしても土佐酢や柚子胡椒など、付けダレを変えれば専門店さながらの味を楽しめるのでお勧めです。