胎児が元気に成長するために最も重要な働きをするのが葉酸です。
食事による摂取が一般的ですが、簡単に適切な量の葉酸を補給できる、という点では葉酸サプリによって補給するのも問題ありません。
しかし、葉酸が胎児と母体の健康をサポートする栄養素であることを踏まえると、一体いつから飲めば良いのかと、疑問に感じる方も多いでしょう。
妊娠前から授乳期を完了するまでサプリを活用するのが良いでしょう。
妊婦にとって、葉酸が一番必要となるのは、妊娠初期の3ヵ月間だということは良く知られています。
とはいえ、母体の健康維持を考える上でも欠かせない栄養素なんですよね。
こうした点から、妊娠を計画している方は、今から葉酸サプリを飲み、授乳を完了するまでサプリを継続的に飲むというのが、一番理想的な葉酸摂取の方法だと言えるでしょう。
「妊活」という言葉から想像できることと言えば、基礎体温の検温や体調の管理など、主に女性がするものだと考えていませんか?もちろん、女性が行うべき妊活も沢山あります。
しかし、男性側にも実践していただきたい妊活があります。
それは、普段の食事の中で葉酸を意識して摂ってみてほしいという事です。
流産や不妊の原因因子として、女性にあるとは限らず、男性にあるというケースもあるわけです。
特に注意すべきは精子の染色体異常です。
受精卵の着床率に影響がある為、染色体異常率を軽減する必要があります。
葉酸にはこうした染色体異常を軽減するという研究結果が報告されていますので、男性も、葉酸の摂取という妊活を始めてみてください。
先天性奇形の発生率というと、現在の日本では出生数に対して、およそ4%です。
高齢での出産など、様々な要因が考えられますが奇形のリスク低下に役立つと言われる栄養素こそ葉酸だといえます。
ことに最も胎児の細胞分裂が盛んな時期、妊娠初期の葉酸摂取はとても大事であり、その意味では、葉酸とは妊娠中の女性に特に必須のビタミンだと断言しても間違いはないのです。
妊活中や妊娠初期に必要不可欠な葉酸ですが、いくら必要不可欠な栄養素だと言っても、摂取量に気を付けてください。
特にサプリで葉酸摂取をしている方にお伝えしたいのですが、サプリによる葉酸の体内吸収率が非常に高く、普段の食事の数倍にも及ぶ葉酸が含まれています。
それゆえ、簡単に大量摂取してしまう危険性がある為、決められた用法と容量を必ず守ってください。
葉酸を摂りすぎると、母体には吐き気や食欲不振といった副作用があらわれることがあるそうです。
それに、胎児は喘息にかかりやすいという話もありますから、過剰摂取は禁物ですね。
栄養素の中でも、葉酸は子供の発育のため、妊娠初期から継続して、毎日欠かさず摂ることを求められる栄養素です。
サプリメントやビタミン剤を扱うほとんどのメーカーで葉酸の入ったサプリメントや薬を売っていますが、肝心なことは、選ぶときに何が入っているのか全て見ておくことです。
普段なら何でもないようなものにも影響を受けるのが妊娠初期なので不要な添加物や香料が入っていない体に害を及ぼさない製品にしましょう。