「俺と付き合ってください」「はい…」の時点で武川さんとはまだ別れてなかったでしょ。別れたのはこの後。武川さんがあんなにキレてたことと、同性愛者で未婚のはずの牧君が「夫婦の問題ですから」なんてさらっと言うことがおかしいですからね。どういうことかというと、武川さんが結婚について語る第2話で、カズが春田さんから「結婚？」って聞かれて答えることが、武川さんと牧君もそういうことだと思う。とんでもないドラマだと思うけど、リアリティーはある。そういう所が好き。
「不倫!?」
「不倫！ダメ！絶対！」
「別に不倫してるわけじゃないんだからさ」
と、牧君の前で「不倫」って言葉が不自然に3回も出てくるのはつまりそういうことだと思ってる。
上司のパートナーだって知ってたら、絶対始めから誘ったりなんてしないんですよ。春田さんは知らないしすでに別れていると思ってるから武川さんに対して遠慮も後ろめたさも無い。だからピュアなんだと思う。
本社勤務の時は実家から通ってたって話から、別居してたのは確か。理由は武川さんが言ってるあれですよね。5話のじゃなくて。武川さんは恋愛はするけど他人と一緒に暮らしたくない人なんですよね。不倫するにしても同じ職場の人なんてバレるリスク高すぎるし…と思ってたけど、一緒にいてくれない武川さんからもっと関心を持ってほしかったからじゃないかと思う。ただ、部長の不倫騒動が持ち上がってる最中の職場の飲み会の場でっていう、バレたタイミングが悪すぎたせいで武川さんがキレてしまって拗れてしまったんだろうね…。
「あいつは本社勤務で俺は営業所勤務。生活のすれ違いが原因だった」
って言ってるのに牧君置いて上海行くって、「1ヶ月後、俺は上海へ発つことになった」の時点で破局フラグが立つんですよ。唖然としてこれをどうにかできる方法を探すために公式と戦ってきたけど(書く力と読む力ってことね)、劇場版は分かりやすく春田さんが営業所に帰ってきて牧君が本社に異動になってるって、武川さんと牧君が別れたのと同じ状況を作ってきますからね。ちなみに「生活のすれ違いが原因だった」をどうにかしようとした結果、武川さんと牧君の最終的な破局原因は牧君が不倫したことだという、トドメを刺されて墓穴を掘ったことになる。攻略法を見付けるどころかボスをパワーアップさせてしまうとかいう罠が仕掛けられてるあたり、難易度ベリーハードの無理ゲー仕様で公式が強すぎる。武川さんと牧君の『別れた』は別居と離婚で2段階なんだと思う。こっち側の解釈の人間にとっては、あの終わり方をハッピーエンドだって理解する方が難しいんだわ…。その方法も見付けて公式に送ってはあるけど、武川さんと牧君が別れたのと同じ状況を春田さんも繰り返してる以上、結局『LOVE or DEAD』で2択なんですよね。狸穴さんが牧君を誘うシーンは予告映像にありますからね…。
武川さんと春田さんとで牧君を巡ってケンカして、牧君が「俺のためにケンカするのやめてくださーい！」ってなりつつ、キレた牧君が2人を正座させて仁王立ちで説教。そのうち武川さんと春田さんがメソメソし始めて、牧君もオロオロしてきた所を狸穴さんが牧君を美味しくいただいていこうと…とかいう泥沼四角関係が見たいです。
こっち側の解釈は部長みたいなコメディー要素無くて泥沼だから好みは割れるだろうし、そもそもバッドエンド解釈から始まるものなので、無理な人には無理だと思うよ…。だからTwitterやらないでブログに引き籠ってるし、公式が『or DEAD』って不穏な単語を出してくるまでオフ会的なのも出たこと無かった。一般的なファンが気付いてないようなおもしろい部分もたくさん見付けてるから、まあ興味ある方だけ話に付き合ってくれたり読みに来てくれたらいいよ。1つはっきり言えるのは、読解力や思考力を鍛えるには、こんなにおもしろい題材他に無いってくらいおっさんずラブはおもしろいから、特に作家志望の方や私みたいに趣味で小説書いてる程度の素人作家は本気で研究してみるとものすごく勉強になると思います。ただ、目から入ってくる情報と耳から入ってくる情報が異なるように作られてるから、乗り物酔いや映像酔いの症状ある方は無理しない方がいい。乗り物酔いと同じ原理だってことはわりと最近ようやく知ったんだけど、私このドラマ酔うんだわ…。
さてもうあと1時間で始まるんですね！長丁場になるからモスで腹ごしらえ中〜。
6日に拍手1件ありがとうございました！
