冷静に状況を把握すると
頭はぼーっとするし
スタスタ歩ける程
痛くないわけでもなく
ゆっくりゆっくり部屋へ向かうと
面会時間外なのに
早くから両親が来ていたようで
部屋に戻った私を見て
とても心配そうな顔で
無理して笑ってるようにも見えた。

私の体についてる管は
尿道と点滴のみとなっていたので
背中からの痛み止めも
抜いてもらっていたし
これから痛みが出ることも覚悟した。

昨日、手術室で結ってもらった髪が
18時間横になっていたことで
最悪な状態なのも想像できたので
母親に髪を結び直してもらう。
昨晩熱が出たことを知らない母親は
髪に染み込んだ汗が乾いてないことに
「めちゃくちゃ汗かいてるやん!」
なんて驚いていたけど
昨日夜になって熱が出て
朝まで頭痛で寝れなかったことや
氷枕で処置してもらったと話すと
余計に心配してました。
素直に話しちゃってごめんね。笑

で、ベッドで横にもならず
座ったまま両親と話していると
お昼前に尿道の管を外しに
看護婦さんがやってきた。

尿道の管を外すと
自分で尿の量を記録する必要があり
私専用の尿を計る容器と
使い方を説明された。

とにかく古い病院なので
この作業で辛かったのは
水を流すレバーが
膝くらいの高さで
それが便器の向こう側にあるから
手を伸ばすのが
いっぱいいっぱいで
いちいち痛んだこと。

主治医の先生が来て
お水は飲んでいいよってことで
お水が飲めるようになる。
ただ、傷口の痛みより
右脇腹が痛くて
それを先生に伝えると
翌日の朝食も抜いておくと言われ
めっちゃ悲しかった。笑

お水を飲むようになると
おトイレの回数も増え
歩かなきゃいけないので
意識的におトイレに行くようにした。

この日も両親には
早めに帰宅してもらい
隣に入院していたおばさんも
既に退院していたので
4人部屋なのに個室になった。

私も疲れていたのか
消灯前に寝ていたようで
早くから部屋の電気を消してもらい
夜中に数回おトイレに起きては
また夜明け前から目が覚めた。