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忘れられない人

この夏は
色んなことが動いた

またこの感情に
潰されそうで
酸素が薄くなる

始まりの瞬間や
幸せな時
思い出す景色
2人で歩いてきた道

どの断面も
2人きりなら笑顔だった

人生って
こうも上手くいかないのか
何故、決断は委ねられ
死にたくなるほどの
呼吸困難に似た苦しみばかり


私の人生
死ぬ間際に
思い出すであろう
忘れられない人は
数人存在する


初めて私を捨てた人
ボロボロだったけど
あれがあるから
強くもなれた


それから
高校入学から
兄のように
辛い時は側にいた人
一緒に生きることは
一瞬たりともなかったけど
いつも私に自信をくれた人



そして
異性でありながら
親友と呼べる男友達
彼には
其処にいてくれて
ありがとうと言いたい



最後は
手を離さなければいけない
旦那さん

楽しいこと
いっぱい一緒にやって
本当に沢山の思い出がある

今まで感じたことなかった
男性の優しさを
全身で感じた唯一の人

私は
貴方に何かできましたか?
私は
貴方の心に残りますか?

一緒に生きた時間
貴方は幸せでしたか?

寝ては覚め
時間が流れる中で
私が決めることが
誰も傷つかないと
そんな風に行き着いて
一人の時間は
涙が止まりません

貴方と私以外のことで
最後と決めた人から
離れる悔しさや
決心までの苦しみは
恐らく
貴方にも分からないでしょう

そして
一人の未来も
必要ではないことも
きっと分からないでしょう

もう、此処で
私の人生としては
充分なのです

そう、充分なんです

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