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よるのじかんを知らない子


わたしにどこかにゆける権利がないのはわたしに理由があってそれが当然のことだし彼らの自由を奪ったのもわたしだしいなくなってしまったのもわたしのせいだし

周りがめぐまれている人ばかりだからわたしは自分の場所に絶望してしまうのだけれど実際はわたしより下なんていくらでもいるということを知っているからわたしはそれなりによい場所にいて

どこにもゆけないことはそんなに悲観することではなくてだってそれはしかたないのだからしようがないことだから、ただその理由はだれにも理解されないだろうというひとりよがりがわたしをくらいばしょに引きずり込む

だれかにたすけてって言いたかった
でも差し伸ばされた手を払いのけたのはわたしだった
つかまれた腕を切り落としたのもわたしだった
しあわせをつかめない

人魚の鱗が☆になるのは何曜日?


 暑くて寒くて。天気予報は数日後に暑さが舞い戻ってくることを伝えてくる。わたしのからだは気温差についていけないYO!ってことを頭痛で知らせてくる。うるさかった。とてもうるさかったからバファリンさんを飲んで、嫌がらせみたいにDSでアドバンスのソニック2を起動させてたら吐き気がしてきた。でも2002年、あるいは2003年に発売されたゲームをまだクリアできてなかったのは癪だったからクリームでひとまず全クリを目指した。1時間半くらいでゴールしてエンドロールに流れた赤い子とソニックの絵がほのぼのとしていてふふふと思っていたらEDの最後、なんとか博士にエメラルドダイヤかなにか、そういうのを集めろとどや顔で指示を飛ばされ、わたしはいい加減に吐き気につかれてしまってDSの電源を落とし、しばらく回転椅子に座ったまま目を閉じてじっとしてからベッドに横になった。ばちばちとまぶたの裏で光が散っていた。
 2日前のおはなし。

 ★

 彼女が、わたしにやさしくする理由を考えている。尽くしてくれる、という方が近い感じのやさしさで、わたしは、そのやさしさ(わたし、が必要とされている感じのする)に満足しつつもおそろしくなる。いつ嫌われるのだろうということを考えて。
 ともだちだった人に嫌われる、という経験は今までに1度くらいしかない(わたしが気づいていないだけで実際はもっとたくさんのともだちに嫌われているかもしれないけれど)。わたしがその子を苦手だと思い始めて、自分のその子に対する接し方に嫌気が差し始めたのと一緒に、その子もわたしのことを嫌っていったような感じで、だからそれはなるべくしてなったことだったのだけど!わたしは得意になってその子の理解者面をしていて、当然の結果だと言わんばかりにわたしはその子を救えなかった、ただそれだけ。その時にこころをひっかいたのは、嫌われた、ということではなかった。
 やさしくてかわいい気の合うおともだちをわたしはとても好いているし、わたしをひとりにさせない存在は大切だと思っているし、そのありがたみだって十分に理解している。けれど大切だと思えば思うほど、わたしはそれから逃げだしたくなる。最初にばかみたいにべったりしてしまうのはわたしの方なのに。嫌われることをおそれているのは、それだけ彼女が大切な存在であるということなのだと、わたしが思っていたいからだ。

 ★

 ももいろがぽろぽろとこぼれて、まちのいたるところで渦を巻いている。車道の端っこ、干上がりつつある川の流れる土手との境目の、伸び放題のすすきがなぎ倒された形で地面にそっている、その根元の辺りにも、年月を感じるペットボトルや空き缶と一緒に桜の花びらはももいろのすじをつくっていた。桜の花が千切れてゆく。一枚、一枚、はなれてゆく。一本の桜の木には数え切れないほどの花があって、花びらがあって、桜の木は道の続く限り植わっているように思えるほどぞろぞろ並んでいて、一瞬、気のせいみたいな感覚で、ぞっとした。

あしたからにんげんになるよ!


 桜が白色になってしまった!
 と言っても、
 昔は桃色だったの?
 と聞かれたら、わたしは、そうだった、かもしれないし、そうでなかった、かもしれない、と考え込んで、曖昧に笑いながら首でも傾げるんだろうね!
 花びらがひらひらひらひら舞っている。書き換えられてる記憶の中の桜は、確かに桃色だった。はっきりとした、ピンク色をしていた。でもそれは、目が日焼けをしている、というはなしを聞いてから頭に仕舞い込まれた記憶の可能性が大きい。

 ★

 耳栓が欲しい。最近とても神経質になってしまっていて、自分でもよろしくない傾向にあると思う。時々音が揺れているように感じて不快である、だとか、そういうこともあるけれど、そういうことではなくて、ただ単純に、音がうるさい。集中していないから、かもしれない。そうだね、きっとそうなのだろうね……。
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