昨日のカーニバルじみた商店街の騒音とは打って変わって、小鳥の囀りすら聞こえることの無い静かで白い朝を迎えてからの、長期の睡眠で培ったエネルギーを今発散させんとばかりに部屋の電気は自分の存在をすこぶる意思表示してきます。さては、もう自分の考える安易な人生計画、綺麗事をいえば夢たるものをすべて放棄してしまおうとしているのかもしれない。島袋で御座います。





人見知りという盾と四肢健在という矛を両手に、不貞腐れた思考回路を封鎖しては只管にただ一日一日を動く、という脳からの指令に従って体を動かす、労働者紛いのなんとも無難な生き方をしてきたわたくしであります。それ故どれほどの困難にも適度に対応出来ることは戦利品として大切に保管しているのです。戦ってもいないけれども。



こんなわたくしでありますから、他人の気を紛らわせるというつまりは恋愛たるものは禁じるしかありません。悔しいです、しかし遠くに見える未来で私はきっとすこぶる後悔していることでしょう。誰の特に特にもならない勝手な決意の所為で、人生の楽しみは半減されたと嘆き苦しむことでありましょう。




いいえ、違います。
こんな決意、人生になんも影響はしないことを今の私でも充分に理解しているのです。行動出来ないのではなくて、行動しない。そんなものがモットーになってしまっているから素敵な未来も薔薇色の人生も訪れはしないのです。





私は元気で御座います。