滞っております、腐敗。




私は腐り果てました。いえ、まだ未遂。このまま突き進めばその調子で腐る事が出来ます、島袋です。




アフロで首が2M伸びてしまうあの架空の人物と同名を持つ彼に恋心を抱いてしまった私は、もう最早、地位も名誉も要らないのでありました。



ああ愛おしい。私はまだ何も誰にも言い出せてはいないのだ。したらば、どんな展開でさえ私を歓迎はしてくれないのだ。その隣に行けたのならば、私はもうどんな地獄でさえ、耐えられるのだと自負致します。



あの糞耄碌爺め。私は激怒しております。友人より何を優先させるか。私にとっては間違っても貴様ではないのだ。そうそう、若いからって貴様でもないよ。




はぁ、俄雨さえ憂鬱だ。




泣き寝入りの詳細




御無沙汰姿を消して何ヶ月もの時が過ぎていた事を今初めて実感致しました。心境は変われど根は昔のままだと言い聞かせて納得しているあたり、私は大人になどなっていないと、そう思わざるを得ない訳であります。島袋です。




こうやって全てが曖昧に突き進んでいく事を奥歯を抜く思いで眺めて居りましたが、しかし。私には全く不釣り合いな、権利と金と慈悲が襲いかかってきたのであります。ピンチ!私は逃げる事もしなければ、立ち向かうことさえしなかったので御座います。





どう足掻いても結局のところ私はお荷物で御座いましょう。人様にかける迷惑とは本当にこの世の隅っこに片して置くべきだ。こんなところに転がっていては、いとも容易く遭遇してしまうではないか。




私の脳裏には政略、の二文字が離れませぬ。最早人の道ではないのかもしれない。早めに手を打つべし。このまま腐れ果てるのだけは堪忍だ!



彼は今頃何処で誰とどんな会話を交わしているのだろうとか如何にも乙女の思考を過ぎらせてしまっているのは、何故のことだろうか?色恋、或いは見世物小屋の嘘。



さてはて、わたくしはこの度、娑婆に出向こうと考えておりまして。誰もが其れを称賛してくれるのであります。感謝感謝で一度下がった頭も上がらない所存で御座います。




外は雨、暴風であります。












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