本編は映画館で22回見てるから、特典映像から。付箋の未公開シーンが嬉しい。劇中登場アイテムって言って先行で販売したからには該当シーンは残すか、どうしても切らなきゃいけなかったなら説明した上で販売するか、どっちかしなきゃいけなかったものをずっと黙ってるから、そんなもん怒るのが普通だよ。該当シーンがカットされてて無いなんて、自分も含めて公開前に買った人達に見破れるわけがない。本当にどうしてあのシーンをカットしたし…。すごくいいじゃん。でもせっかく牧君がメモ貼っていってくれたのに、電気はこまめに消さないのね(笑)書いてある文字が映像でちゃんと見えるように付箋自体を大きく作ってるんだろうけど、おかげで普通に付箋として使うには大きすぎるし、形状的にハンドメイドにも使いづらい。2冊も買ってたのどうしたものかと思ってたけど、ようやく報われるわ。

ハプニング集はまみあなを言えなくてアワアワするのかわいい。本社屋上のシーンはテレ朝屋上で撮影してるわけじゃないですか。そこから東京タワー見えますよね。テレ朝と東京タワーの中間地点辺りに麻布狸穴町って所があって(地図アプリで発見)、本社で牧君を近くで見守ってくれてる感じがこのネーミングなんじゃないかって気がする。狸穴さん自身は結婚してて子供もいて同性愛者ではなかったんだけど(指輪してないのは、奥さんは亡くなった?離婚?)、牧君のことすごく好きな感じが好き。

特典映像で収録されてるの、似たようなシーンばかりですね…。それでいてファンが好きなシーンは外してますし。きんぴら橋無いじゃないの。ドラマで武川さんが牧君と別れた原因を「生活のすれ違い」って言ってるのに、何で何の補足も無しに状況悪化させて繰り返すの、別れることが予告された状態じゃないかって私ずっと言ってるんだけど、ここまではもはや決定的になった状態ですよね…。破局の意味からはマイルドになってますが、住む場所が国を離れて別れ、別アングル集を夏祭りの破局のシーンで終わらせてるあたりね。ファンがいくらポジティブに解釈したところで、向こうは始めからそういうつもりで作ってるんだよ。どう見ても葬式の色合いだし、結婚がテーマなら豪華版BOXのあの色合いはあり得ないでしょ。結婚式の引き出物風じゃなくて、葬式の香典返し風ってことなのか…?葬式っぽいBOXだけど中身は結婚式風。別れてるように見えるけど、交際は上手くいってますよってこと?
ここまではね、そういう状態になってるけど、納得いってないから軌道修正できる方法をずっと探してきたわけで。ループ物になってることも、ここまでの状況見て間違い無いな。

3/12(木)
劇場版BD・DVD発売

3/13(金)
skyディレクターズカット版配信
コミックス最終巻発売

自分の中でskyはもう終わったものになってたから、配信のことなんて日にち把握してなかったわ。この流れ、何を表しているか分かりますか?

劇場版ラスト→牧凌太が日本から出ていきいなくなる
sky→春田創一と黒澤武蔵
コミックス→ドラマ部分完結

6話ラスト〜7話の再現ですね。6話ラストで牧君が春田家を出ていっていなくなった直後、春田さんと部長で同棲していた急展開がありましたね。そこ部分を表したのがsky。劇場版の後にパラレルワールドの別作品をすぐに持ってこられたのが嫌な人も多いとは思いますが、まあこういうことでしょうね。そもそも6話ラストの急展開自体がファン感情なんて無視したものでしたから…。マンガ版連載がこの間終了したばかりでもうコミックス発売が早いなって感じでしたが、このタイミングに合わせてきたのか。そしてここ、木曜金曜と来て、今日って土曜日よ。しかも100話なんでしょ?ファンの大半女性だと思うし、今日ってホワイトデーだよね。あまりにも出来すぎたタイミングだし、今日の23:15って何かしてくれるのかと期待もしてしまいますが…?

2つ前の記事で18年版が『武川政宗にとって嫌な状況』に作られていると書きまして、武川さんって文書の形式とか50音順とか、そういうのすごく気にしますよね。武川さんには『普通の人にはあまり気にならない細かいこと』がすごく気になるらしい。でも掃除したり文書とかを見やすく整えたりすることは、皆にとっていいことのはず。実際このドラマ、設定が矛盾してたり必要なはずのシーンが無かったり、メチャクチャなんですよ。分かりにくいから私はごちゃごちゃ言うし、『自由な解釈の余地を残す』のもありではあるんだろうけど、誰でも見れるテレビだからこそ、『誰が見ても分かりやすい』のも必要だと思う。
例えばね、『劇場版時点の春田創一の年齢』って、おそらく人によって3パターンの答え方すると思う。ドラマ見てなくていきなり映画館行った人だと、確実に33歳って答えるでしょうね。「春田創一33歳」を強調してますからね。35歳って言う人も多いですよね。6話ラストで1年経過して、上海・香港行ってる間にさらに1年経過しますからね。これが普通の数え方ですよね。誕生日設定が5/5で、4話の途中で34歳になってる(作中で33歳の時期は半月くらいしか無い)とか、分かるかそんなもん…!つまり36歳が正しいはずなんだけど、こういうね、人によってバラバラの解釈になってしまう作りが嫌なんですよ。いちいち説明しなきゃいけないし、マウントとか言って詳しいファンの方がバカにされるようだと理不尽だもの。ファン同士で偏見や揉め事になったりもするし、『客から見て分かりにくい』のは問い合わせやクレームになって作り手側に返るだけでもあると思う。

そういう、誰から見ても綺麗で分かりやすい状態作ってほしいと思ってる所が武川さん似なんだと思うけど、もっと分かりやすい例えがあったわ。同じ環境にいても、『細かいことがすごく気になる人』と『全く気にならない人』に分かれる状況。おっさんずラブの作中にもワードが出るけど、『花粉症』だ!円盤買った人達のコメントで「花粉症」って表現してる人達多くて「これだー!」って思ったわ。要するに、目に見えない細かい花粉が飛んでて、症状のひどい人達はすごく大変そうだけど、私は花粉症無いので全く気にならないんですよ。花粉に関してはマスクとか無しで平気。家に帰っても服に付いた花粉払ってから入るとかも無いわ。症状のひどい人がそうでない人を家に招くとしてね、症状の無い人は多分、何もしないで普通に入っちゃうよ。全く気になってないから。友達の家とかじゃなくて、店とかなら皆何の気遣いもしないで入っちゃうでしょ?そもそも見えないほど細かいから、どこまですれば払ったことになったのかも分からないし。服だけ払ったって、髪とかにも浴びてるでしょ。花粉飛んでることは分からないけど、症状のひどい人に「そんなの大袈裟でしょ?」「気にしすぎでしょ?」なんて言ったらキレられることは分かる。
18年版おっさんずラブもそんな感じよ。おかしいように作ってる所いっぱいあるんだけど、かなり細かいから、1回見て終わりの人はまず気付かないかも。視聴者全体の中では、何度も繰り返し見るような熱狂的ファンの方が少数じゃないかな多分。熱狂的なファンからも指摘が上がらないってことは、あんまり気にならない人も実際多いんだろうかなあ?私にとってはすごくストレスになるほど変な作りなんだけど。「気にしすぎでしょ?」「考えすぎでしょ?」って言われたりもするんだけど、「じゃあ考えすぎないってどうやったらいいの?」って感じですわ…。『花粉症みたいな状態』を擬似的に作られてんだろうなあ。花粉症の人が「今日は症状ひどいし花粉飛んでるなー」って言ってたりもするけど、症状の無い私にはさっぱり分からない。木から直接ブワッと飛ぶ映像でもないと、目には見えないから。…車がすごく汚れてる日もあるから、そういう『目に見える状態』があれば花粉だか黄砂だか飛んでたんだなっていうのも分かるけど。

要するに、おっさんずラブもそんな感じですわ。私は「このドラマなんか変だな」っていうのを早くに察知してたけど、『目に見える状態ではない』から、多くの人は信じないんだと思う。作り手側のものすごく細かいこだわりとか、計算され尽くした見事な仕掛けとか、そういうのとかも全部。どんなにすごいものを作っても、見た人が何も気付いてくれないから作り手側が正当な評価を受けられないっていうのもダメだと思う。かといって作り手側自ら「ここはこういう意味でした。気付いてくれましたか?」って解説もね…。そういうのを言わずにしれっとしてる所も評価してる。だから1回終わらせてるんじゃないかな。『花粉症みたいな状態の私が見ているおっさんずラブ』ってどういうものなのか、おっさんずラブを作ってるのがすごい人達だから、ファンとして理不尽でも付いてきたし本番はまだここからだと思ってる。劇場版の時に「聴覚・視覚障害の人達にもバリアフリー上映を」って声がファンから上がって、実現してくれたわけでしょ?だったら私にもバリアフリーくれよ。2つ前の記事でいくつか書いたけど、『牧凌太が言っていること』と『視聴者が見ているもの』がずれてんのよ。主人公春田創一でしょ?『牧凌太の視点から見ると』違うんだよ。軸がずれてんの。だから乗り物酔いのような気持ち悪さにも悩まされてきた。終わりだとは言ってるんですよ。牧君に主人公交代すれば、私にとっては多分バリアフリーになるはずだし、過去編でも続編でもできるから。4月期の土曜ナイトドラマが『M 愛すべき人がいて』って、私達おっさんずラブファンにはイニシャルがMの愛すべき人がいますからね。これさえ仕込みじゃないかとすら思ってるわ…。

一昨日拍手1件ありがとうございました!