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笑い話

そう何年も昔のことではないけれど

周囲はとある人間を鬼店長と呼び嫌った。

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冒頭から余談ではあるが
私にとって鬼とはある意味で力と恐れと、更に神秘と憧れの象徴でもあるから
(強い念を抱いた女性→般若
などが特に関する)

厳しく恐ろしく、立派である鬼店長ならまだしも
下賎な者に使うのは少し違和感がある。

勿論皆が
穢れや災厄と同じ意味で鬼と使っていた事は解る。
自分の中で混合するのが嫌だったに過ぎない。

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怨んでは、まぁ、
いるのかもしれない。

けれど自分の大事なものに手を出された訳ではないから
結構どうでも良くて
こうしてふと思い出しては
あれは酷かったなぁと思い返す。

死んで欲しいとか怪我をして欲しいとか、自分の精神力を使う程には全く思わない。

ただ強いていうなら
是非とも物凄く、物凄く
物凄ーーーく、くだらない不運で嘆いて欲しい。
そう例えば
店の看板に貼きかけられたガムや痰を気付かずに思いっきり握ってしまうとか
躓いた拍子にズボンずり落ちてパンツ人に見られるとか。

看板にガムのクダリとかを、店の向かいの喫茶店の二階から
読書序でに眺め下ろせたなら
きっとそれは蜜の味がするのだろうけどね

。。。




時は金なり。
忘れて自分の事に投資しろということ。





火の用心

風邪をこじらせている。
料理長がバケーションから帰ってきたために、
元々早上がりだったシフトを更に2時間早く上がらせて貰う事が出来た。
 
 
テクテク歩く。日暮れ直後の、まだ薄紫を僅かに残す時間
火の用心の季節だと、ふと懐かしい香りを感じた気がした。
 
こちらに越してきてから見かけないな。
東京育ちの人は
存在すら知らない人も多いのではないのだろうかね。
そもそも、地方ですら少子化が進んで廃れてきているのではないかしら。

少なくとも私の代は
地方の山の麓の小さな地区でも10人以上は小学生がいて
私の代が卒業した時点でかなり人数が減っていた筈。
そう言えばどんどん焼き(※)の飾り集めはまだ回ってきていると話を聞いたから
一応はまだあるのかね。子ども会は。
 
 
マッチ一本味の素、とか言ってね。
トンネルに入った途端に上級生が悲鳴(雄叫び?)を上げながら走り出したりして。
 
 
誰かのお母様が厳しく叱ったのを記憶している。
しっかりやりなさい!と。
私の母親は、人様に口を出せずに、家で気が済むまで散々悪態をつくタイプだったから
(そもそも彼女は自分がそういう事が出来ないと自覚していたから
まず人を纏めたりする立場や、面倒を見る係には絶対になろうとしなかった)
あぁなんだか、先生みたいだ、と新鮮に思ったのを覚えている。
 
起こるのではなく、叱る。
注意文句を優しく投げるだけの保険的で適当な義務感ではなく、時に厳しく人を「動かす」。
 
 
すごいなぁ。と、思うの。
 
 
私はただひたすらに大人の前では真面目っ子で、
猫を被るっていうよりかちゃんとやること自体が好きだったから怒られたりはあんまりしてないかも。知れない。
・・・そんな事はないか(笑)
 
木の棒をカチカチ。
解らないセリフを見よう見真似で言ってた、そんな思い出。
 
 
 


因みにどんどん焼きは、東京では火災を防ぐために江戸時代には既に禁止になっていたのだとか。
東北ではどんとさと呼ぶみたい。
まゆだま。美味しいよね。
味自体は別にそう美味しくないけど、

でもたしかに美味しいの。 (笑)

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