わたしはつくづく卑しい人間だと思うのです。敵の不在を如何にして活用しようと考えてしまうので御座います。島袋です。





目の前で列為す五人のスーツ姿の男性は楽しそうに笑いながら歩いているのです。その姿はまさに青春を駆け抜けたあの日々のそれに変わりはないのだ。ああ、毎日を生きろ。






その哀しい肩は未だに枝垂れてしまっていたのです。其れをさて置いて何の話に華が咲こうか。では、152歳まで生きたウィスキー将軍と言わざるを得ない某老人の最期について励まし合おうか。





どれも結構。らしいですよお兄さん。わたしにはそんな権利も資格も無いのです。やることをやらずに一体何をしているのだか!わたしはわたしに激怒で御座います。御立腹!






顔で決まるはろくでなしってね。