ワタリガニというかにがいるのではなく、ガザミやイシガニの呼び名です。
他の食用がにとは違って、その脚は太くはありませんが対照的に、かに味噌がおいしくて好きな方には堪えられません。
流通量は多く、庶民的な価格なのでもし、かに味噌を思い切り食べようと思えば一番おすすめのかにです。
丸ごと調理するのも簡単なサイズで和洋中、様々な料理に使われているのです。
メスのズワイガニは別名セコガニです。
地域によっては、セイコガニと呼ばれたり、香箱ガニと呼ばれたりすることもあるでしょう。
雄のカニ味噌は確かにおいしいですが、大方は脚の身をゆでガニ、焼きガニ、鍋などにして頂くことが世間一般では多いです。
それとは対照的に、小ぶりなセコガニは脚の身も少ないですが、味噌と内子と外子がバランスよく含まれており、一般的には、これらの部位をボイルしたものを珍味として楽しむことが多いです。
種類にもよりますが、かなり大きい冷凍かにもあるので暖かい室内で解凍する方もいるようですが、せっかくのおいしいかにがもったいないので解凍に手間ひまをかけるのが正解です。
かにのおいしさを損なわないために心得ておくべきなのは、部屋の中で解凍するのを避け面倒でも冷蔵庫に入れましょう。
これを守るだけでもかなり差が出てきます。
手を抜かず行ってください。
よく蟹の旬ということを言いますが、蟹は特定の時期にしか獲れないことになっています。
それはなぜかというと、解禁日というものがあるからです。
無秩序な乱獲を防ぐためにも、品種によりますが9月や11月など秋頃に解禁日が設定されており、その期間以外は漁をしてはならないという取り決めになっているのです。
毎年、解禁されたばかりの蟹にありつくためには、解禁日がいつ頃になるのか、ちゃんと調べておくことこそが肝要と言えるでしょう。
とれたてのかにが出回る頃には皆さん、かにを食べたくなりますよね。
具だくさんのかに鍋にすれば、外は寒くてもみんな納得のおいしさです。
鍋を食べたいとき、もうひとがんばりできれば、かにを買うのに一足伸ばして、一番近い市場に行ってみると鍋はさらにおいしくなるはずです。
ちょっと時間はかかりますが、通販で買うのもかなりおいしいかにに出会えます。