ダブリンの大通り「グラフトンストリート」を歩く。
私のアイルランド旅の、もう一つの恒例。それは「AVOCAアヴォカ」に立ち寄ること。
毛織物から始まり、雑貨やカフェまで手がける、おしゃれなブランド。
日本にも上陸しているけれど、
あえてアイルランドでマフラーを買うのが楽しみ。
しかし、お店が見当たらない。
2度来たことがあり、地図もあるけれどたどり着かないのが、方向音痴という人種。
都会の真ん中で、またもや迷子。
この旅で「自分がこっちだと思った道が間違い」が何度あったことか。嫌になる。
・・・と思っていたら・・・
私の名前を呼ぶ声。
なんと、前回の旅でお世話になったガイドさんがいた。
彼いわく「今日、ダブリン散策の日だから会えるかなと思ってましたよ」
え、この都会の真ん中で?
だって、この時間、この場所でなければ会えなかった。
彼が仕事の日だったら会えなかった。
私が迷子になってなければ会えなかった。
母以外、久しぶりの日本人。これまでのことを、日本語で語りまくれる嬉しさ。
AVOCAへ案内してもらい、ホテルまでの帰り道まで教えてもらった。
私のアイルランド旅で、すっかり恒例になった
「セントスティーブンスグリーン散策」
いつ行っても、ベンチで思い思いにくつろぐダブリン子達がいる。(観光客もいるだろうけど)
広い園内には、ベンチに橋に、遊歩道。
カモメや白鳥のいる池。
特に特徴があるわけでもなく、ただの公園なのに、不思議と落ち着く場所。
名作映画「ONCEワンス〜ダブリンの街角で」の舞台。
イギリス側とアイルランド義勇軍?の争いの舞台になった歴史もあるらしいけれど。
特に行く当てもなく、
メリオンスクエア
セントスティーブンスグリーン
2つの公園を散策。
メリオンスクエアはナンバー29の近くの公園。
幼稚園のお散歩だろうか、お揃いの制服を着て芝生で遊ぶ子供たちがいた。
次に目指したのは、セントスティーブンスグリーン。
通りがかりの、小さな男の子を連れたお母さんに道を尋ねて歩き始める。
スティーブンスグリーンに向かう途中で、カフェに入って一息ついた。
アイルランド産イチゴのタルト!
「ダルちゃん」という漫画を知っていますか?
Twitterを見ていると、たまに印象的な漫画が流れてくる。
基本的に誰かのつぶやきが流れてきて一瞬で反応して終わり、の世界。
だけど、色々な接点でフォローしている人達が、時たま自分の知らないことを教えてくれる場でもある。
ダルちゃんも、そんな出会いの一つ。今となっては、誰から流れてきたのか分からない。
でも、大事な作品と出会えたのは確かだ。
以下、感想のようなもの。
◆「擬態」なんて、毎日当たり前だよね〜。
「ちゃんとした普通」になるべく、演じている。
◆誰かに言われた覚えがあるわけでもない。けど昔、似たようなことがあった気がする。
「そういうの、さみーんだよ」と言い捨てられること。
「そういうの、ってなんだろう」
(本当に。「そういうの」って何?
必死に相手に合わせようとしてる態度のことなのかな?必死さが寒いのか?)
◆どうして、なにかを表現するんだろう。表現したいと思うのだろう。自分の書くものなんて、 「取るに足らない下らないもの」かもしれないのに。
でも、表現せずにはいられない。その先にある「なにか」を見たい。「自分の言葉」を見つけたいんだろう。私もダルちゃんも。
この漫画はなんだろう。
自分自身を無視しないで、大切にして、と言う漫画?
普通って何、と問いかける漫画?
「擬態」を肯定する漫画?
「表現する」ことの苦しみと喜びを描いた漫画?
どうも、今のわたしの言葉では、うまく表せない。
「自分で自分をあたためることができる」ってなんて素敵な表現。
と、ここまで書いて、自分の拙さ加減が嫌になる・・・。
博物館でお土産を購入。
・タラブローチのマグネット
・アイルランドの風景のしおり
展示品のレプリカには手が出せない値段がついていたので眺めるだけ。
博物館を出て、前々回の旅で訪れた「ナンバー29」博物館へ。地図を片手に、スマホを片手に、散々歩き回ってたどり着いたら、工事中でした・・・!
中世の暮らしが見られて、併設のカフェもあって、こじんまりした良い博物館なのに。
次回は工事終わってるといいな。けど、前回は定休日だったし、タイミング合わないな〜。
ここまで来るだけで疲れたし、自分が方向音痴すぎて嫌になる。
そんな気分の時に撮った一枚。