カナタが腕を切った。

自らの手で…。

この1ヶ月、カナタには色々あった。

彼女に振られて、飲み屋の女にハマり、お金もけっこう使った。

私が支えれてると思った。

早朝でも、夜中でもカナタが落ちれば私が励まして支えてた。

私の存在は無意味だったの?

ショックだった。

カナタの側にずっといられたらいいのに。

そしたら私が守れるのに。

そう思った。